哲学者クロサキのMS-DOSは思考の道具だ の商品レビュー
かなり古い本だけど、これはめちゃくちゃおもしろかったな! 著者の黒崎さんは哲学者でPCの専門家ではないんだけど、楽しみながら上達していく様子がたまらなく面白い。 大量のデータを管理するのがPC!それを体現してる一冊。 時代だね!自分がPCに夢中になってたころと同じ時期に同じような...
かなり古い本だけど、これはめちゃくちゃおもしろかったな! 著者の黒崎さんは哲学者でPCの専門家ではないんだけど、楽しみながら上達していく様子がたまらなく面白い。 大量のデータを管理するのがPC!それを体現してる一冊。 時代だね!自分がPCに夢中になってたころと同じ時期に同じようなことに夢中になってる人がいて、こんな本書いてたんだな!その頃これを読みたかったな。 そんな1冊。
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カント哲学の研究者であり、人工知能や認知科学における哲学的問題についても考察をおこなっている著者が、PC-98マシンを駆使しながら、コンピュータと人文科学の関係についての考察を展開している本です。 雑誌『現代思想』の編集者から『月刊アスキー』の編集者となった西田裕一のそそのかし...
カント哲学の研究者であり、人工知能や認知科学における哲学的問題についても考察をおこなっている著者が、PC-98マシンを駆使しながら、コンピュータと人文科学の関係についての考察を展開している本です。 雑誌『現代思想』の編集者から『月刊アスキー』の編集者となった西田裕一のそそのかしに乗って、それまでワープロ・ソフト「一太郎」しか使っていなかった著者が、「grep」コマンドによる文書ファイルの横断検索が可能であることに感動したり、OEDがCD-ROM一枚に収められていることに驚愕したりと、パソコンの可能性に気づいていくプロセスが、ドキュメンタリーのようにえがかれており、おもしろく読めました。 人文・社会学系の研究者がパソコンを仕事に用いることの意義について論じた本で、野口悠紀雄の『パソコン「超」仕事法』(講談社文庫)とかさなるところも多いように思います。
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