お金でさぐる日本史(1) の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
貨幣経済の胎動期の混乱を、和同開珎(708)から乾元大宝(958)までの皇朝十二銭の歴史を通して紹介。古代中国をまねて、貨幣制度を取り入れるも、庶民には浸透せず。蓄銭叙位令(711)等で、貨幣を上納すれば官位を授けるなどのおふれを出すも功を奏せず。その一方、目鼻の利く「にせ金づくり」が跋扈。新通貨発行で状況の打開を試みるも、どさくさにまぎれて旧通貨の10倍などとした結果、新通貨の「にせ金」が大量に市場に出回る。 まとめると『新ルール 取り入れ隙つく にせ金屋 いわば当時の ヘッジファンドか』といったところでしょうか?
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