イメージを読む の商品レビュー
画家が作品に込めた技術・意図などを、筆者が実際に行った講義を基にまとめています。 カトリックの時代から宗教改革、非キリスト教的な絵画・彫刻まで。幅広いジャンルの作品が取り上げられており、文体もわかりやすいと感じました。
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最高の美術史入門書。この講義を実際に受講した学生たちが羨ましい。画家が伝えようとしたことを理解するには、画家がそのイメージにこめた意味や思想を理解することが必要だというお話。
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識字率が低かった時代では、絵画にメッセージが込められていたということ 宗教画は”貧者の聖書”というそうです
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美術史専攻でない学生のための講義スタイルをとっており、基本の基本から教えてくれる本当にやさしい入門書。だからといって退屈はさせない充実の一冊。 美術という訳からもわかるように「美」の先行する日本における芸術観。それに対し、読み取れる意味が重要な西欧の芸術。 ラッファエッロの死を...
美術史専攻でない学生のための講義スタイルをとっており、基本の基本から教えてくれる本当にやさしい入門書。だからといって退屈はさせない充実の一冊。 美術という訳からもわかるように「美」の先行する日本における芸術観。それに対し、読み取れる意味が重要な西欧の芸術。 ラッファエッロの死をもってルネサンスの終わりとなる。 1585年頃にマニエリズムが終わって、次はバロック。 ルイ14世の死をもってバロックの終わりとなり、そして啓蒙/ロココ。 「インテリであっても、バロックとルネサンスとどっちが先がわからない人がいますが、日本の中ではかまいませんが、ヨーロッパに行ったときには笑われてしまいます」 西欧では芸術が生活に自然と密着している。 知らないことは学ばなければならない。 白黒の図版が見づらく、若桑氏が注目してほしい箇所がわからないものがあったのが残念だが、得るもの多き良いお話。
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