時を青く染めて の商品レビュー
水の中をホンノ少しテ…
水の中をホンノ少しテーマにしているような本だと思うのですが、その描写や主人公の恋に揺れ動くような心の動きがすごく新鮮な感じでとても良かったです。
文庫OFF
恋愛の生む全ての敬虔…
恋愛の生む全ての敬虔な悲しみと救済と贖罪を描いた恋愛長編。
文庫OFF
女性から見た男性の恋愛観や友情を描いている。 あとがきでは、この作品は非現実的な点が面白い、と書かれていたが、必ずしもそうではないと思う。 自分の正義を純潔に貫いて生きる登場人物3人の姿はとてもたくましく、惚れてしまう。
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直木賞作家ばかり続きましたので、久しぶりに芥川賞作家の本です。学生時代からの知り合いであった夫妻と友人。実は妻を巡る恋のライバルだった二人。20年ぶりの出会いで42歳の主人公たちの間に再び緊張が。若い叔父の後妻を交え、四人でダイビング仲間に。妻の語りではありますが、男性二人の心の動き(友情とライバル意識、誇りと屈折感)の描写が面白い。そしてミステリータッチで、真相が明らかに。
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勇と滝子の前に20年ぶりに現れた高秋。司法試験では高秋が勝利し、滝子(愛)に関しては勇が勝利した。20年ぶりに復活した不思議な三角関係を通して、三者の生き様を描く。 プロローグがミステリーです。短いプロローグに続いて本編が第1部、第2部とあり、最後はやはり短いエピローグで締...
勇と滝子の前に20年ぶりに現れた高秋。司法試験では高秋が勝利し、滝子(愛)に関しては勇が勝利した。20年ぶりに復活した不思議な三角関係を通して、三者の生き様を描く。 プロローグがミステリーです。短いプロローグに続いて本編が第1部、第2部とあり、最後はやはり短いエピローグで締めくくられています。私は第1部の終わり頃と、第2部の終わり頃の2回、プロローグを見直してみました。何度か見直したい衝動に駆られます。 勇の生き方が面白い、というか解る気がする。3人ともかなり見栄を張って生きているところがあり、誰でもありそうな一面を強調しているようにも思える。 多少ミステリーじみており、プロローグは誰の話なのか?とか、そのほかあれやこれや途中で推理できます。でも、それはメインではありません。 おしまいに、作者との対談が付いていますが、これが結構興味深いものでした。
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