鉛筆と人間 の商品レビュー
フリクションを常用するようになってから、ほとんど鉛筆を使わなくなった。なのに試験やテストではいまだ鉛筆が必須。使わないのになぜか引き出しには何本かの鉛筆が入っている。でも気にもとめない。そんな空気と同じような存在でありながら、鉛筆の歴史があまり言及されないのは確かに違和感がある。...
フリクションを常用するようになってから、ほとんど鉛筆を使わなくなった。なのに試験やテストではいまだ鉛筆が必須。使わないのになぜか引き出しには何本かの鉛筆が入っている。でも気にもとめない。そんな空気と同じような存在でありながら、鉛筆の歴史があまり言及されないのは確かに違和感がある。その意味で本書は類まれなる貴重な歴史書といえるが、同時に貴重な哲学書でもある。集団指向の人間が、鉛筆を使って「書く」という行為を通して孤立した世界の存在や意味を教わる。なんと深い存在だろうか。
Posted by
晶文社さんが刷って下さらないなら、平凡社ライブラリーさん、どうでしょう。プロダクトデザインの教科書。
Posted by
- 1