レトリックの記号論 の商品レビュー
言語表現に関する記号…
言語表現に関する記号論集。誰もがうすうす感じているようなことが改めて論理的に書いてあるような印象。多様な文体を駆使する筆者の器用さと、目の付け所のユニークさには恐れ入った。記号論を全く知らなくても用語の分かりやすい説明が冒頭にあり、それなりに理解できるのがありがたい
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( ..)φメモメモ 本来のレトリックとは、一般的な人の認識と言語表現の避け難い一面性を自覚した上で、もっと別の視点に立てばもっと別の展望もありえるのではないか、と探求する努力のことでもある。想像力と創造力のいとなみである。 「コインは円形である、コインは長方形である」 論理的に...
( ..)φメモメモ 本来のレトリックとは、一般的な人の認識と言語表現の避け難い一面性を自覚した上で、もっと別の視点に立てばもっと別の展望もありえるのではないか、と探求する努力のことでもある。想像力と創造力のいとなみである。 「コインは円形である、コインは長方形である」 論理的に、ふたつの面は同格である。
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もともとのタイトル「レトリックを少々」からもわかるよう に、様々な機会に発表された小論や随筆を集めたもの。その 分やはり掘り下げは浅めで散漫な印象も残るが、興味深い 論点・視点も数多く、読んでいて楽しい本であった。 「時間」というものが「比喩的にしか表象しえない」という 視点が印...
もともとのタイトル「レトリックを少々」からもわかるよう に、様々な機会に発表された小論や随筆を集めたもの。その 分やはり掘り下げは浅めで散漫な印象も残るが、興味深い 論点・視点も数多く、読んでいて楽しい本であった。 「時間」というものが「比喩的にしか表象しえない」という 視点が印象に残る。
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6 佐藤信夫『レトリックの記号論』(1993) ・レトリックは、物の見方を変える:レトリックは、発見的認識への努力に近い。 りんごが地面に落ちた。=りんごに向かって地面が突進してきた。
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