分類学からの出発 の商品レビュー

吉田政幸【著】

2020/01/02

分類は、幼い頃から自然と身についている考え方です。
ものを区別することは、人間生活を送る上での基本的な知識と言えます。この本では、分類の始まりから種類・系統・表・類似などによる分け方、表し方、捉え方や見方などについて判りやすく解説しています。
学問としての分類だけでなく、テクニックとしての分類の考え方を応用すれば、ビジネスの世界でも役立つと思います。

2015/09/13

分類学といえばアリストテレスに図書分類。案の定、本著もそれが中心。よく見れば、著者は図書館情報大学の副学長さんでした。インターネット全盛のご時世、分類などなくとも、キーワード検索だけで事足りるようになってしまいましたが、分類の切り口は考え方の基本。なかなか奥が深いものです。

2011/11/22

2011 11/22パワー・ブラウジング。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。
ちょいと必要があって分類の歴史について調べていたときに、『本を分類する』という本の中で肯定的に紹介されていたので手に取った本。
「分類」という行為について様々とりあつかった新書で、図書館分類についても一章を割いている。
また、ヴィッカリーやブッシュなど、図書館情報学／ドキュメンテーション研究者にはお馴染みの名前も出てくる。というのも当然で、著者は元図書館情報大の副学長。
かなりディープに図書館学／知の分類について触れている部分もあり、『知の分類史』よりも狭く、深く掘り下げたい人向き、という印象。

2011/09/27

野口 悠紀雄「超」整理法―情報検索と発想の新システムの参考文献に本書が掲載されている。
分類に関する基礎的な情報が掲載されている。

立場によって分類方法が異なる。
分類から出発して、何がしたいかであろう。
ソフトウェア技術者であれば、設計が当該技術であろう。

2011/04/05

［　内容　］
本書は生物の自然分類、元素の周期表、書籍の十進分類法など、分類法の技術展開とその背景をたどり、階層分類から関係分類への移行のなか、情報化社会における分類学の可能性を探る。

［　目次　］
第１章　分類のはじまり
第２章　類種で分ける―概念の定義
第３章　系統で分ける―動物の分類
第４章　表にする―元素の分類
第５章　類似で分ける
第６章　記号で表わす―図書館の分類
第７章　多面的にとらえる
第８章　ネットワークで表わす
第９章　量が方法を変える
第１０章　見方で方法が変わる

［　ＰＯＰ　］

［　おすすめ度　］

☆☆☆☆☆☆☆　おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆　文章
☆☆☆☆☆☆☆　ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆　メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆　冒険性
☆☆☆☆☆☆☆　読後の個人的な満足度
共感度（空振り三振・一部・参った！）
読書の速度（時間がかかった・普通・一気に読んだ）

［　関連図書　］

［　参考となる書評　］

2009/10/07

世の中のものは全てに分類が可能。図書館だけでなく、スーパーでもコンビニでも。人間は分類するのが大好き。

2009/10/04

（未完）

中公新書　C1240

（書誌情報）
タイトル 分類学からの出発 : プラトンからコンピュータへ
責任表示 吉田政幸著
出版地 東京
出版者 中央公論社
出版年 1993.9
形態 200p ; 18cm
シリーズ名 中公新書
ISBN 4-12-101148-1
入手条件・定価 680円
全国書誌番号 94010406
個人著者標目 吉田, 政幸 (1935-)‖ヨシダ,マサユキ
普通件名 分類‖ブンルイ
→: 下位語: 図書分類‖トショブンルイ
→: 下位語: 職業分類‖ショクギョウブンルイ
→: 下位語: 産業分類‖サンギョウブンルイ
→: 下位語: 国際規格分類‖コクサイキカクブンルイ
→: 関連語: カテゴリー(哲学)‖カテゴリー(テツガク)
→: 関連語: 類型論(心理学)‖ルイケイロン(シンリガク)
→: 関連語: 分類学(生物)‖ブンルイガク(セイブツ)
NDLC H21
NDC(8) 116.5
本文の言語コード jpn: 日本語