難事件を探せ の商品レビュー
大富豪だった叔父の遺産を受け取る条件は彼の仕事を継ぐこと。 ところがその仕事というのが、警察でも金の力でも解決できない難事件を探し出して独力で解決するというある種の探偵業で…。 アラフォー未亡人の主人公が莫大な遺産のために悪戦苦闘する。 綺麗事で片付けず、ズバリお金目当てと言っ...
大富豪だった叔父の遺産を受け取る条件は彼の仕事を継ぐこと。 ところがその仕事というのが、警察でも金の力でも解決できない難事件を探し出して独力で解決するというある種の探偵業で…。 アラフォー未亡人の主人公が莫大な遺産のために悪戦苦闘する。 綺麗事で片付けず、ズバリお金目当てと言ってしまうところが生々しくて共感。 叔父の遺産の受託者たちから渡された軍資金を、まず昔世話になっていた男への借金返済に使うあたりも、主人公の性格を表していて面白かった。 主人公に絡んでくるタイプの違った男たちは今後のロマンスを匂わせて、続きがあればそちらに重きを置くようになるんだろうなぁと感じる。 本国ではともかく、日本ではこれしか訳出されなかったようなので本当にそうなったのかは不明。 ミステリ部分が、かなりいい加減なのが痛かったかなー。 犯人の動機とかその後の行動とか説得力不足だし、行き当たりばったりで物事が進みすぎだし。 せめてもう少し…。
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20110831 1990年作。 原題は A Hopeless Cace。 高校卒業後自由を求めてアメリカを飛び出し、ヨーロッパを転々としながら歌手をしていた主人公は、叔父が遺した遺産を受け取るべく、叔父が出した条件を呑むことにする。 持ち込まれた事件を解決するんじゃなく、自分で...
20110831 1990年作。 原題は A Hopeless Cace。 高校卒業後自由を求めてアメリカを飛び出し、ヨーロッパを転々としながら歌手をしていた主人公は、叔父が遺した遺産を受け取るべく、叔父が出した条件を呑むことにする。 持ち込まれた事件を解決するんじゃなく、自分で探して、スマートに解決しろ、と。 この叔父さんは、紳士だったっぽいイメージからして、ピーター卿みたいな人だと想像。 自由を求めてヨーロッパだなんて、面白いー 知り合った17歳の少女の母親について調べるので、 60年代の文化もキーになってきました。 そういう意味でも面白かったー 結末も納得できる意外な展開。 頭の固い人々、どこでも同じだねーと。 メモ 20世紀のアメリカ文化 - 「60年代」 http://www1.doshisha.ac.jp/~syamada/work/column/c6.htm でした。
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