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魂にメスはいらない の商品レビュー

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30件のお客様レビュー

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2015/05/26

つまずくこともある。病むこともある。自分の内にありながら、どこかとらえどころのない人間の心。“魂の医者”カール・グスタフ・ユングがひもといた人間心理の謎を、日本を代表する“こころの専門家”と“こころの表現者”が、深い独自のまなざしでたどり、見つめなおす。魂の根源に語りかける名講義...

つまずくこともある。病むこともある。自分の内にありながら、どこかとらえどころのない人間の心。“魂の医者”カール・グスタフ・ユングがひもといた人間心理の謎を、日本を代表する“こころの専門家”と“こころの表現者”が、深い独自のまなざしでたどり、見つめなおす。魂の根源に語りかける名講義録。

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2015/02/08

立ち止まって死について考えてみる。そんな機会は日常では中々ないから、こういう本を手に取って、魂について考えてみる。心理学でその人の事がよく分かるという。そうだろう。人間は、思っている以上に単純な反応で構成されている。しかし、この本は、何をしたいのかが、よく伝わらない。

Posted byブクログ

2014/08/14

もう5月くらいに読み終わってるだろう本・・・ いろいろ忙しくて感想アップが遅れております(苦笑) 河合氏、谷川氏の対談のような形で進んでいく本です お二人とも似た考えの持ち主なのか、途中「これはどちらが言ってるの?」となるほど(笑) 一回読んだだけじゃ、なかなか理解は難しいです...

もう5月くらいに読み終わってるだろう本・・・ いろいろ忙しくて感想アップが遅れております(苦笑) 河合氏、谷川氏の対談のような形で進んでいく本です お二人とも似た考えの持ち主なのか、途中「これはどちらが言ってるの?」となるほど(笑) 一回読んだだけじゃ、なかなか理解は難しいですわ 今回、付箋が付いているところを抜き出してみると・・・ ・心理療法家として患者に向ける理論の刃は、とりもなおさず治療家自身に対しても向けれていることを  しばしば強調します(p3) ・治療者となる者は自分を知ることが大事だから、みずから分析を受けなければならないと書いてあった  わけです(p26) ・治るときは誰しも苦しい歩みを続けるのだから、そこに付き添う人があることは測り知れない大きい  意味を持つのです(p67) ・その人の隠されている自己治癒力というんですか、いわばそれに対して大変な敬意を表しているんですね(p68) ・自己というのは自分のものであって、なおかつ開かれているものでしょう。ある一人の心の中に自己治癒の働きが  生じるということは、周囲の人にも何らかの変化が生じているわけです。つまり一人だけが変わるということは  あり得ないので、家族が変わる、先生が変わる、あるいはクラス全体が変わるというようなっことが実際に  起こってくる(p239) ・ぼくはそういうネガティブな感情も、あるものはあるとして率直に受け入れる方が、全体としての  インテグレーションがうまくいくんじゃないかと思っているんです。だからネガティブなものもポジティブな  ものも同時に働かせながら、どう全体として統合するかが問題なんじゃないでしょうか(p244) ・ぼくは心理療法を学ぶ学生によく言うんです、どんなにおもしろくないことからでもおもろいことを見つけだす  才能がわれわれには要ると。ぼくらが会う患者は、いつまで経っても一進一退の症状のまま一年以上もほとんど  変化がないという人が多いでしょう・・・中略・・・そういうふうに、ぼくは自分の心を生きたものにすると  いうのをしょっちゅうしています(p304)

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2014/06/08

ざっくりとしてわかりやすく、河合さんがご自身のしている心理療法のベースとなるユングの考えや経験、ご自身の所見などを語っていきます。谷川さんはあくまでわき役として、質問を投げかけていきます。

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2013/10/16

これも「ユング心理学」と並行して読み進めました。谷川俊太郎との対談の中でユング心理学と解きほぐしている。

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2013/06/11

ユング心理学の権威である河合隼雄氏と、詩人の谷川俊太郎の対話という形式で進められる本。 ユングの心理学について学ぶことができます。 自分自身の深いところや、死生観についても共感を受けました。 谷川俊太郎さんの詩の解釈もとても見事です。

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2012/10/22

高校の時に買って、10年以上も読まずにおいておいた本。 分析家のことを「拝み屋さんにある意味で似ている」と河合氏は言っているけど、本当にそうだと思った。 私は拝み屋さんでもないし拝み屋さんのお世話になったこともないけど、自身の意識無意識と患者のそれとの有機的な繋がりを認めつつ、そ...

高校の時に買って、10年以上も読まずにおいておいた本。 分析家のことを「拝み屋さんにある意味で似ている」と河合氏は言っているけど、本当にそうだと思った。 私は拝み屋さんでもないし拝み屋さんのお世話になったこともないけど、自身の意識無意識と患者のそれとの有機的な繋がりを認めつつ、それをまるごと意味のあるものとしてとらえるところが、きっと共通しているんじゃないかと。 谷川俊太郎の詩の解釈も面白かった。

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2012/01/27

箱庭療法や現代社会の家族のあり方、谷川さんの詩の解釈など、物凄く面白かった。自分の心や人との向き合い方、カウンセラーとしてもあり方など、私にとっては本当の人ってこうなんだと感じることが多かった。今まで馬鹿みたいに高いお金で見てもらっていたカウンセラーの人の、浅さや軽さ、適当さは、...

箱庭療法や現代社会の家族のあり方、谷川さんの詩の解釈など、物凄く面白かった。自分の心や人との向き合い方、カウンセラーとしてもあり方など、私にとっては本当の人ってこうなんだと感じることが多かった。今まで馬鹿みたいに高いお金で見てもらっていたカウンセラーの人の、浅さや軽さ、適当さは、やはり自分には合わないなと痛感したが、こんな本物のカウンセラーには会えないだろうと思う。また、谷川さんとの会話によって、さらに心理学について理解することができ、お互いの心の深さにとても感動した。自我と自己についてもよく理解できた。

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2011/06/30

詩人の谷川俊太郎さんと心理学者河合隼雄の対談形式での対話をまとめたもので、1979年が初版だそうです。 副題がユング心理学講義とあります。まずは、河合さんのユング心理学研究所での生活や、なぜに心理学を研究するようになったか・・という話から入っておられます。  その一因が、『死』を...

詩人の谷川俊太郎さんと心理学者河合隼雄の対談形式での対話をまとめたもので、1979年が初版だそうです。 副題がユング心理学講義とあります。まずは、河合さんのユング心理学研究所での生活や、なぜに心理学を研究するようになったか・・という話から入っておられます。  その一因が、『死』をとらえる感覚らしいですね。死んだらあの世にいくのだろうが、天国とか地獄なんてようわからん。祈りで救済されるとはおもってないるそんな合理精神が強い少年だったらしい。その点でも、ユングという人物も合理精神で宗教をとらえていた人だったところから、自分と似ており、最終的には彼の研究をすることになったという。  

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2011/12/03

 日本の心理学者の中でも著名なユング派河合隼雄氏と詩人の谷川俊太郎氏の対談集。  この二人を対談させようと考えた人に金一封。肩を抱いて赤提灯の下で熱く語り合える気がする。  なんて素敵なチョイス!  濃いよ、ホント濃い。  物事は突き詰め過ぎると、いつしか物凄く簡略化されていく・...

 日本の心理学者の中でも著名なユング派河合隼雄氏と詩人の谷川俊太郎氏の対談集。  この二人を対談させようと考えた人に金一封。肩を抱いて赤提灯の下で熱く語り合える気がする。  なんて素敵なチョイス!  濃いよ、ホント濃い。  物事は突き詰め過ぎると、いつしか物凄く簡略化されていく・・・っていうのの見本みたいだ。  特にこの世界の第一人者、的な二人が揃って話しているわけで。  お互い常人には測り知れないところがアベレージなわけで。  もうそこに行きつくのは無理だよなあって達観して読むと割とあっさり頭に入ってくるから不思議。  学者と詩人という、言葉や心理面においてカテゴライズする側とされる側って組み合わせも面白い。  小学校の頃に心理学というものを初めて知ったのは河合氏。  谷川俊太郎の詩は教科書に載ってて詩集を初めて手に取った詩人。  そういう意味では私にとっては特別な二人。  谷川ファンには嬉しい詩の分析もあります。ただ心理学を学問でユングだフロイトだと語るのが嫌いな人は難しいかも。  私はフロイト嫌いだけどね(笑)

Posted byブクログ