多重都市デリー の商品レビュー
この本ではかつてのデリーと90年頃のインドの変化を知ることができます。著者が「毎日通った新宿駅界隈の変化ですら思い起こすのは容易ではない」と述べていたのは印象的でした。たしかにそうですよね。私の住む函館ですら40年前とは全く違う姿になっていると思います。そこにインドの大都市デリー...
この本ではかつてのデリーと90年頃のインドの変化を知ることができます。著者が「毎日通った新宿駅界隈の変化ですら思い起こすのは容易ではない」と述べていたのは印象的でした。たしかにそうですよね。私の住む函館ですら40年前とは全く違う姿になっていると思います。そこにインドの大都市デリーです。その変化たるやものすごいものがあることでしょう。 この本ではそんなデリーの変化を写真つきで見ていくことができます。著者の実体験と絡めて語られるデリーの姿はものすごく刺激的です。旅行記でもあり生活体験記でもある本書です。これは面白いです。
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インドの首都デリーの研究本。 デリーという都市の政治・軍事都市としての機能をインド史と照らし合わせながら読み解いていきます。 ガチな都市研究本でありながら、前半の著者さんのデリーの滞在生活を振り返っての回想部分は、都市案内としての十分おもしろいのです。 特に著者さんが相当な遺跡...
インドの首都デリーの研究本。 デリーという都市の政治・軍事都市としての機能をインド史と照らし合わせながら読み解いていきます。 ガチな都市研究本でありながら、前半の著者さんのデリーの滞在生活を振り返っての回想部分は、都市案内としての十分おもしろいのです。 特に著者さんが相当な遺跡マニア、、、ちがう、研究家であるため、デリーの観光名所「ラールキラー」を始め、建造物の歴史的価値をがっちり解説しています。 マニアすぎて、「ムガール帝国歴代皇帝の墓」なんてめちゃくちゃレアなものまで解説されています。いや、普通の観光客はそんなところいかないから(※あくまでの観光ブックではありません) 普通の旅行記にはないアカデミックなアプローチがほしい人におススメです。
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デリーと比較されるのがラホール。後にパキスタンはイスラマバードに首都を建設してラホールとの棲み分けを行った。興味深い。デリーにはトルコ民族もイスラムも来ていた。 ちなみに、今日(2009.7/7)のデリーは49度。人間の生きる気温ではない。来週くらいからデリーに向けた準備をしなく...
デリーと比較されるのがラホール。後にパキスタンはイスラマバードに首都を建設してラホールとの棲み分けを行った。興味深い。デリーにはトルコ民族もイスラムも来ていた。 ちなみに、今日(2009.7/7)のデリーは49度。人間の生きる気温ではない。来週くらいからデリーに向けた準備をしなくては。仕事とはいえ暑そうだ。
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