にぎやかな未来 の商品レビュー
商業誌デビュー作「お助け」、十数年前の断筆宣言のきっかけとなった「無人警察」等々、タイトルは知ってるのに読んでなかった作品が多く収録(読了は10年前だけど)。 文庫版の初版が出たのは自分がまだ文字すら読めない頃……ふぅ(嘆息)。
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一冊に41もの短編。どれもシュールで狂気的。特に、地球も月も土星もあらゆる星が「ペチャッ」と音をたて潰れるという「到着」という話は、わずか5行の短さながらも秀逸です。どれも皮肉的で斜に構えた態度でも、読む人をするっと引き込む技術は星新一と並び流石。
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短篇集。解説が面白いなーと思っていたら星新一だった。 短編そのものが面白いことは言うまでもないのだが、星新一の解説が非常に腑に落ちるものだった。 「わが国はじめての真の意味の「大衆」作家」という形容は、まさにその通りであろう。その意味がよくわかる短篇集。
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高校の頃に読んでから20年以上ぶりに読んだ本。年を取った分、多少内容の捉え方は変わったかもしれないが、初めてこの本を読んだときの新鮮さを思い出し、また自分が生まれる前に執筆された本に引き込まれるというのは不思議な感覚だと思った。
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ブクログのレビューを読んで購入した、初めての本。 筒井さんといえば、今までエロチックな小説を書いているイメージがあったのだが、この短編集はエロ抜きで、実に面白い。 特に後半の「到着」という数行の作品は衝撃的だった。 買って損はないと思う。 一つの作品が短いので、通勤中の読書...
ブクログのレビューを読んで購入した、初めての本。 筒井さんといえば、今までエロチックな小説を書いているイメージがあったのだが、この短編集はエロ抜きで、実に面白い。 特に後半の「到着」という数行の作品は衝撃的だった。 買って損はないと思う。 一つの作品が短いので、通勤中の読書にも向いている。
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「にぎやかな未来」4 著者 筒井康隆 出版 角川文庫 p226より引用 “考えてみれば豚肉でも牛肉でも、 体内で分解されてしまえば同じアミノ酸なのだから、 合成食品だってかまわないのだが食欲と言う奴は、 そううまくなっとくさせてしまうわけにはいかない。” SF作家である著者...
「にぎやかな未来」4 著者 筒井康隆 出版 角川文庫 p226より引用 “考えてみれば豚肉でも牛肉でも、 体内で分解されてしまえば同じアミノ酸なのだから、 合成食品だってかまわないのだが食欲と言う奴は、 そううまくなっとくさせてしまうわけにはいかない。” SF作家である著者による、 商業誌第一作を含む短編集。 解説は、 ショートショートの大家・星進一氏。 上記の引用は、 全栄養をひとかけらで摂取できる未来での話の中の一文。 時間がかからないのは良さそうな食事ですが、 食べ物に関する話題が出てこない会話は、 とてもつまらなそうです。 たまにサプリメントばかり食べている人の話を、 聞く事がありますが、 未来にあこがれているのかもと思いました。 初版が昭和47年ですが、 古さを感じる事はそんなにありません。 皮肉な笑いが好きな方に。 ーーーーー
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小学生の時読んで、自分の固定概念を根底から覆された一冊。 世の中には、こんな「お話」が存在するのかと、衝撃を受けました。 とにかく「度肝を抜かれた」状態でした。
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最近、よく、日曜日の朝日新聞の朝刊の読書欄に、 ポーズを決めた写真が載っていらっしゃいます。 星新一さんがエッセーの中で絶賛していたのがきっかけでした。 衝撃でした。星さんとはひと味違うショート・ショート。 はじめ、面白いのか?よくわかりませんでした。 でも、星さんが勧めるのだか...
最近、よく、日曜日の朝日新聞の朝刊の読書欄に、 ポーズを決めた写真が載っていらっしゃいます。 星新一さんがエッセーの中で絶賛していたのがきっかけでした。 衝撃でした。星さんとはひと味違うショート・ショート。 はじめ、面白いのか?よくわかりませんでした。 でも、星さんが勧めるのだからと何冊か読むうちに すっかり筒井康隆さんにはまっていました。
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筒井作品の中でもこれこそが最高傑作だ、と私は思う。 狐につままれたような気持ちになる話や、未来に起こりうるであろう事態を皮肉った話が詰まったショートショート。 特に、本のタイトルにもなっている「にぎやかな未来」が最高。 音があるのが当たり前、騒音さえ心地良い、1人静かに過ごせる場...
筒井作品の中でもこれこそが最高傑作だ、と私は思う。 狐につままれたような気持ちになる話や、未来に起こりうるであろう事態を皮肉った話が詰まったショートショート。 特に、本のタイトルにもなっている「にぎやかな未来」が最高。 音があるのが当たり前、騒音さえ心地良い、1人静かに過ごせる場所がどんどん奪われていく世界において、一番高価なものは「静寂」。 静寂を売買するっていう発想がすごい。
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単純に笑える。今も昔も、人間の考えることは一緒だな〜。 短編集なので、持ち歩いて空き時間に読むといいです♪
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