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角川類語新辞典 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2011/11/17

なくても困らない本。 でも、あるととても便利。 わたしみたいな言葉の引き出しが少ない人もそうでない人にもおすすめ。

Posted byブクログ

2011/06/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昔の類語辞典は、どういう趣旨で類語が集めているのかがよくわかりませんでした。 装丁もぱっとしないし、買っても、引いたことがありませんでした。 角川類語辞書が出たときに、衝撃的でした。 読んだり、見たりするだけでも勉強になる類語辞書。 しかも、分類もわかりやすく、参考になり、シソーラスという概念を初めて知りました。 A 自然 B  人事 C 文化 に分類し、 それぞれをさらに3-4 A 自然:自然、性状、変動 B  人事:行動、心情、人物、性向 C 文化:社会、学芸、物品 に分類しています。 この分類自体が、新鮮で、さらに、その配列でいろいろ知りたいことが分かったときの驚きは今でも残っています。 インタネットの検索では、用語の木としてのシソーラス(類語辞書)は役に立ちます。 そのため、用語の木の作り方を説明したり、音楽とか、ソフトウェアとかの領域に絞って作ったりしました。 その際に、いつもお手本としておいていたのがこの類語辞書です。 仕事場用と、自宅用の2冊をいつも常備しています。 ps. 分類も、細かい分類では、 気象:天気 位置:場 形状:高 数量:数 関連:関係 労役:労働 などのように、自分で言い換えて使っています。

Posted byブクログ

2009/10/04

編集学校おすすめの辞書。 類語辞典というもの初めて触れました。 装丁も面白く、辞書というより、国語の教科書的要素があるかも? 辞書が必要なとき以外にもぱらぱらめくっていけそうです。

Posted byブクログ

2009/10/04

 翻訳や文章を書くのに欠かせません。  たとえば「白い」ことを表現したいとき、この類語辞典を引きますと、「白い」の類語には「青白い」「生白い」「白っぽい」「真っ白い」があることがわかります。自分の表現にピッタリする言葉を見つけるのに最適です。

Posted byブクログ

2009/10/04

文章書く人にはめっちゃ役立ちます。 けど、これに頼ってばかりいると言葉に翻弄されてかえって変な文章になってしまうかもしれません。 ぱらぱら眺めていると楽しいです。

Posted byブクログ

2009/10/04

心にイメージを描こうが、実際に起っていようが構わないが、ある物事を言い表したいとき、その現実を言い当てる言葉あるいは近づく言葉はないか。しいて意識しなくても、こう考えるのは生活のなかの自然であるはず。言語というもの、かならず語彙の幅がある。類語という幅がある。それは現実の幅という...

心にイメージを描こうが、実際に起っていようが構わないが、ある物事を言い表したいとき、その現実を言い当てる言葉あるいは近づく言葉はないか。しいて意識しなくても、こう考えるのは生活のなかの自然であるはず。言語というもの、かならず語彙の幅がある。類語という幅がある。それは現実の幅というよりも、民族の文化や感覚の幅に対応するだろう。例えば、雨に関する多彩な日本語は、日本人の感覚の幅であることは知っての通りである。しかし、実際には知らない雨がなんと多いこと。この類語辞典は、そういう語彙の幅を教えてくれる辞書だと思う。ときに言葉がないということが、現実のないことと同じだということさえあると思いたくなるが、この辞書は、いいたいのに言葉が出てこないという苦しみを、探す楽しみに変えてくれる思う。雨に関する言葉、出てくる出てくる。「糠雨・霧雨・細雨・煙雨・小雨・涙雨・慈雨・多雨・山雨・陰雨・篠突く雨・遣らずの雨・夕立・白雨・スコール・日照り雨・狐の嫁入り・・・・・・」ほんとうにさまざまな雨がふるふる。幅といったが、著者は語彙の「位相」という。もっといえば、ひとは、語彙を場面として持っている。「雨」という場面、「ぼんやり」という場面などなど・・・そういった語彙の場面が、ここでは類語といわれる。構成に関していえば、著者らは、「自然・その中の人間・人間の生み出すもの」の三分野に基づきながら、語彙を十進法で分類してゆく方法を採っている。この方法が、この辞書を稀代の日本語辞典にまで形作っていく。まず上の三つは〈自然・性状・変動、行動・心情・人物・性向、社会・学芸・物品〉と十に分けられ、さらに、その中の「自然」には〈天文・暦日・気象・地勢・景観・植物・動物・生理・物質・物象〉の十分野が分類される。上に列挙した「雨」は、〈自然〉―〈気象〉―〈雨〉―〈降り方からみた雨〉に配置されている。これは、まさしく干天の慈雨とでも言うべき表現辞典であるとともに、言葉との接し方を考えさせてくれる生活辞典でもあるのだ。ちなみに、この部門ごとの区分方法に似たものとして、 十二世紀頃に成立した和漢辞典の『色葉字類抄』があるのも興味深い。 約五万語を編集/索引付/ブックデザイン:杉浦康平

Posted byブクログ