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霧ふかき宇治の恋(下) の商品レビュー

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21件のお客様レビュー

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古典ですが、気軽に読…

古典ですが、気軽に読めます。光源氏没後のお話です。

文庫OFF

源氏物語の続編、宇治…

源氏物語の続編、宇治を舞台として夕霧、薫が活躍します。

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2024/09/25

浮舟編 この時代の常なんだろうけど、匂宮が不快だった。 薫、匂宮と光源氏の異なる人物像が分かる。 光源氏に劣るイメージ。 実は若紫と浮舟も対照的な人物像になっている。 最後まで出家を許されなかった若紫と出家した浮舟。

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2023/04/16

「宇治十帖」後編、「浮舟編」と呼んでもいいでしょうね。親の後見を持たず、男の愛にすがるしかない女君の心もとなさ、口惜しさ。さらに浮舟には、地方育ちゆえ都の姫君の教養を身につけそびれた引け目もありました。薫も匂宮もな〜んも分かっちゃいない! 出家によってドロドロ現世を投げ捨てた浮舟...

「宇治十帖」後編、「浮舟編」と呼んでもいいでしょうね。親の後見を持たず、男の愛にすがるしかない女君の心もとなさ、口惜しさ。さらに浮舟には、地方育ちゆえ都の姫君の教養を身につけそびれた引け目もありました。薫も匂宮もな〜んも分かっちゃいない! 出家によってドロドロ現世を投げ捨てた浮舟、「これでいいのだ」と言ってあげたいですね。

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2022/02/05

上巻より下巻のほうが面白かった。 結局ハッピーエンドではなく、かと言ってバッドエンドでもないと思う。源氏物語みたいに次々と大きな展開がある訳じゃなくて割と淡々と展開していくのだけど、すっと入ってくるし楽しめる。 作者のあとがきもなるほど〜と面白かった。物語から色んな事を推察したり...

上巻より下巻のほうが面白かった。 結局ハッピーエンドではなく、かと言ってバッドエンドでもないと思う。源氏物語みたいに次々と大きな展開がある訳じゃなくて割と淡々と展開していくのだけど、すっと入ってくるし楽しめる。 作者のあとがきもなるほど〜と面白かった。物語から色んな事を推察したり感じ取れるのは凄いな、、 出てくる女の人は皆可憐で奥ゆかしい人達で素敵だけど、可愛くてだけど強くてしっかり者の紫の君が好きだなあ。 2022/02/05

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2020/10/27

4-5は宇治編。宇治に行く車内で読み終えて、幸せな気持ちで宇治観光をした。 やっぱり田辺先生の源氏物語の世界はとても素敵

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2020/02/17

源氏物語を4年前に初めて読んだときは、舞台や登場人物が限定的で宮廷イベントもない「宇治十帖」はおまけくらいに思えました。その後、林望版、ウェイリー版、本書と読み進めると紫式部が「宇治十帖」へと書き進む衝動がわかるようになりました。生き方を迫られるフラグの数々。狭い空間に濃密な心理...

源氏物語を4年前に初めて読んだときは、舞台や登場人物が限定的で宮廷イベントもない「宇治十帖」はおまけくらいに思えました。その後、林望版、ウェイリー版、本書と読み進めると紫式部が「宇治十帖」へと書き進む衝動がわかるようになりました。生き方を迫られるフラグの数々。狭い空間に濃密な心理。進化する浮舟と残念な薫。本編とは全く違う文学空間を書き分けた式部の天才ぶりが際立ちます。田辺聖子の訳は読みやすくおすすめです。

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2015/10/13

http://walking-diary.cocolog-nifty.com/honyomi_nikki/2015/10/post-f252.html

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2015/08/17

登場人物全員にイライラ…。 でも浮舟は、最終的に自分で自分の生き方を決断して、さっぱりすることが出来たので、良かった。 仏道への思いが深い割に、浮舟を男が囲っているのではないかと、邪推する薫…

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2014/03/12

「宇治十帖」の後半の物語。薫と匂宮の間で思い乱れる浮舟の姿が描かれています。 「あとがき」に当たる「理想を追い求める恋人たち」というエッセイの中で、著者が源氏が嫉妬を知らないことにもの足りなさを感じると書いているのが、とくに印象的です。円地文子も、須磨に行った源氏の留守に、紫の...

「宇治十帖」の後半の物語。薫と匂宮の間で思い乱れる浮舟の姿が描かれています。 「あとがき」に当たる「理想を追い求める恋人たち」というエッセイの中で、著者が源氏が嫉妬を知らないことにもの足りなさを感じると書いているのが、とくに印象的です。円地文子も、須磨に行った源氏の留守に、紫の上にちょっかいを出す男を作らなかったことに飽き足りない思いを抱いていたということも紹介されていますが、確かに紫の上の主体性が見えて、源氏の彼女にかける想いがより生き生きとしたものになったのではないかという気がします。

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