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異色時代短篇傑作大全 の商品レビュー

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2021/08/07

1992年発行、講談社の単行本。13編。宮城谷昌光『甘棠の人』ある種の癖があるこの作者の小説だが、この短編でも特徴がありありと出ている。やっぱり文の調子が悪いと感じてしまうのです。藤水名子『夏映えのメロディー』時代小説、歴史小説とは思えないタイトル。内容は一人のかたきを対象として...

1992年発行、講談社の単行本。13編。宮城谷昌光『甘棠の人』ある種の癖があるこの作者の小説だが、この短編でも特徴がありありと出ている。やっぱり文の調子が悪いと感じてしまうのです。藤水名子『夏映えのメロディー』時代小説、歴史小説とは思えないタイトル。内容は一人のかたきを対象としてねらう二組の人物をめぐる物語。なんとなく舞台を生かせてないような気もしないでもない。しかし、一人の人物が二人以上のかたきとして狙われることはなかなかないっでしょうな。他の作品も「異色」な作品が多いです。 掲載作:『バサラ』安部竜太郎著、 『闇の笛』安東恵子著、 『走る清七』石塚京助著、 『光秀謀叛』小林恭二著、 『どえりゃあ婿さ』清水義範著、 『影絵船』杉洋子著、 『視鬼』高橋克彦著、 『へそくらへ』東郷隆著、 『夏の鮟鱇』中村隆資著、 『西行桜』火坂雅志著、 『夏映えのメロディー』藤水名子著、 『甘棠の人』宮城谷昌光著、 『心の一方』隆慶一郎著、 解説:縄田一男

Posted byブクログ