西洋書物学事始め の商品レビュー
だいぶマニアックでした。本自体の歴史についてというよりは、古書としての価値など、古書蒐集についての話題が多かった気がします。その合間に、本自体の歴史についての話もちらほら含まれていたので、勉強にはなりました。
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洋書の書誌学にまつわるあれこれ。 写字生が本を書き写していた頃のことから、筆者が実際に親しんだ書誌学者のことまで、ちょっとずつまとめてあって読みやすい。 ワイン樽に詰めて本を運んだとか、こういう理由でハーフタイトルページがある、とか、知らなければ一生知らなかっただろうな。活版印...
洋書の書誌学にまつわるあれこれ。 写字生が本を書き写していた頃のことから、筆者が実際に親しんだ書誌学者のことまで、ちょっとずつまとめてあって読みやすい。 ワイン樽に詰めて本を運んだとか、こういう理由でハーフタイトルページがある、とか、知らなければ一生知らなかっただろうな。活版印刷所の様子を描いた絵を詳細に読み解いている章が特に面白かった。 専門的な部分あり、読み物的な部分ありで、こういうことに興味を引かれるこの頃の自分には、良い本でした。
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