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ムーン・ダークの戦い の商品レビュー

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2019/06/02
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 ユニークな発想と展開、オーストラリアの自然と動物と人間に対する、深い愛情と理解と現実的な姿勢とが、ライトソン文学の特徴です。 あとがきから。  人里はなれた丘陵地に住む犬のブルーは、周囲の動物の様子がいつもと違うことに気づく、食べ物をめぐって戦争が起こりかけていたのだ……。野生動物たちに降りかかった危機とは?   帯文より。  モートは漁師でその住まいは丘陵と川の間に伸びる、人里離れて尾根に建っていた。ブルーはその飼い犬で、野生のディンゴとコリー犬の交配により生まれたブルー・ヒーラー犬。主人公はこのブルーで、近くに数件の家が新たに建ったために、その地を追い出された動物たちと、追い出された動物たちが越してきたことにより、もともとその場に暮らしていた動物たちの食べ物が足りなくなり人間の畑を荒らしたり、動物たちの間で争いが増え…といった話。  これは、人類永遠の課題かも。人口が増えると食べるものが足りなくなリ、争いが起きる。  神のような、英雄のようなキーティングが奇跡を起こすのだけれど、そのためには助けを求めて祈るだけではなく、共に考え、協力し合い、下準備をして、努力して、譲り合い、助け合って、平和を得る。理想だわ。

Posted byブクログ