本格ミステリー館にて の商品レビュー
1992年発行、森田塾出版の単行本。対談集、といっていいのだろうか。ミステリーを基にした議論だが、一部かみあってない部分があるような。もちろん大半は対談になっているのだが。日本文学論になるのはとにかく、日本論に発展させるには、ちょっと材料不足ではないだろうかと感じる。まぁ、感覚的...
1992年発行、森田塾出版の単行本。対談集、といっていいのだろうか。ミステリーを基にした議論だが、一部かみあってない部分があるような。もちろん大半は対談になっているのだが。日本文学論になるのはとにかく、日本論に発展させるには、ちょっと材料不足ではないだろうかと感じる。まぁ、感覚的な話であることは理解できるのではあるが。
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冒頭、「いわゆる『ネタばらし』のタブーに抵触するもの」として10作品が挙げられている。うち9作品は既読だったりトリックを知っているので、未読の『霧越邸殺人事件』に触れた2箇所にスピンとしおりをはさみ、おっかなびっくり読んでいた。イヤになり『霧越邸〜』を読破する。あとは安心して読...
冒頭、「いわゆる『ネタばらし』のタブーに抵触するもの」として10作品が挙げられている。うち9作品は既読だったりトリックを知っているので、未読の『霧越邸殺人事件』に触れた2箇所にスピンとしおりをはさみ、おっかなびっくり読んでいた。イヤになり『霧越邸〜』を読破する。あとは安心して読む。 島田・綾辻師弟のスナップ写真が多いのは、ミステリ界のアイドルみたいなスタンスだったのか。 作家デビュー以前の島田荘司の動向が語られるのはファンとして有難い。何処かに仕舞った CD『LONELY MEN』を聴き返したくなった。 付言:19頁のミステリー・マップ、『成吉思汗の秘密』が左下とは首肯できない。
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島田荘司さんと綾辻さんの対談集。 作家さんそれぞれのミステリ観や、譲れないこだわりなどは当然あるとは思いながらも、お二方のどこか噛み合わない会話にハラハラ。 二十年以上前に発表されたものなので、今とは考え方も変わっているかもしれないけど、当時のミステリに対する思いが知れるのには興...
島田荘司さんと綾辻さんの対談集。 作家さんそれぞれのミステリ観や、譲れないこだわりなどは当然あるとは思いながらも、お二方のどこか噛み合わない会話にハラハラ。 二十年以上前に発表されたものなので、今とは考え方も変わっているかもしれないけど、当時のミステリに対する思いが知れるのには興味深さを感じます。
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こういった本を読むたびに、自分の読書量の少なさを痛感する。 まだまだ読んでへんミステリが山積み。ぐふ。
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