高野聖 の商品レビュー
鏡花の代表作。醜い男…
鏡花の代表作。醜い男性と美しい女性という対比は、男性と女性というものを徹底的に戯画化してみせた結果なのかもしれません。勿論、醜い女性や美しい男性もいるわけで、本質的な問題は美醜ですが。
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短編集。有名な「高野…
短編集。有名な「高野聖」は、下心を持った男を家畜に変えてしまう妖女の物語です。
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化け物の怖さがありあ…
化け物の怖さがありありと伝わってくる作品です。
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読みづらい文章ではあるけれど、この文体で読み通したかった。 短編なのですぐ読めた。 泉鏡花は初めて読んだけど、雑司ヶ谷霊園でお墓参りをしたことがあった。 もっと他の作品も読んでみたい。
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有名作家の有名作品だが、古文調の文体がなかなか頭に入らず 読み易いとされている作品でこれだから個人的には合わないのかも
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明治20年代の作品などなので、正直文語体なので読みづらかった部分もあった。 作品そのものは脂身のない、肉肉しさがあり江戸文化の香りを残していると思う。 尾崎紅葉などを、読んでから、もう一度読みたい。
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「外科室」「高野聖」など 山林の暗闇や怪奇現象により 女性の情念の凄まじさを描いている。血や死が出てこないのに 読み手に 恐怖を感じさせる演出力が凄い 「高野聖」は 魔物と化した女性の情念と 高野聖の仏性の修行の戦いとして読んだ。白痴は 仏性と同じ存在だと思う。仏性のある男しか...
「外科室」「高野聖」など 山林の暗闇や怪奇現象により 女性の情念の凄まじさを描いている。血や死が出てこないのに 読み手に 恐怖を感じさせる演出力が凄い 「高野聖」は 魔物と化した女性の情念と 高野聖の仏性の修行の戦いとして読んだ。白痴は 仏性と同じ存在だと思う。仏性のある男しか 女性の情念には勝てない と解釈した 「眉かくしの霊」怪談。幽霊と化した女性の情念の怖さ
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角川版と集英社版再読了。 『外科室』『高野聖』『眉かくしの霊』が共通で、角川版は『義血侠血』『夜行巡査』、集英社版は『星あかり』『海の使者』をそれぞれ収録。 角川は<悲恋>、集英社は<怪異>に寄せた編集なのかな。 フォントと行間の違いで、私には集英社の方が読みやすかった。 表紙...
角川版と集英社版再読了。 『外科室』『高野聖』『眉かくしの霊』が共通で、角川版は『義血侠血』『夜行巡査』、集英社版は『星あかり』『海の使者』をそれぞれ収録。 角川は<悲恋>、集英社は<怪異>に寄せた編集なのかな。 フォントと行間の違いで、私には集英社の方が読みやすかった。 表紙が天野喜孝画伯なのもポイント高かったんよな。鏡花文学の美麗さと不気味さを表現するのに最も相応しい絵師だと思う。
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夢を見ている時の、あり得ないことが起きているのにストンと受け入れてしまう感覚を思い出した。人界と幽界の境に存在するような女たちの妖しさが鮮烈。流れるような描写のせいか、情景がするする頭に浮かんでくるので、表題作『高野聖』の蛭の森のくだりではそれが効果的すぎてヒイイイイとなったり。
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