1,800円以上の注文で送料無料

セイフティボックス の商品レビュー

3.2

16件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    5

  3. 3つ

    7

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

書かれたのはだいぶ昔…

書かれたのはだいぶ昔ですが、内容は今読んでも面白いです。当時は独身だった著者がNYで過ごす日々が描かれている文章が個人的にはすきです。最近のポンちゃんシリーズと読み比べて、その違いを味わってください。

文庫OFF

エッセイです。周りの…

エッセイです。周りの人のこと、旅行先でのことと、読んでいて楽しくなりました。

文庫OFF

面白かったです。出て…

面白かったです。出てくる人達の生き生きした様子が伝わってきます。肩の力を抜いて楽しめると思います。

文庫OFF

2017/04/26

1988年に『週刊現代』で連載されたエッセイをまとめた本です。 じつは長い間、著者の作品がちょっと苦手だったのですが、最近になって林真理子や田中康夫、森瑤子といった1980年代という時代を映した小説をまとめて読むことになり、著者が彼らと同じ時代に対してどのように切り結んでいたの...

1988年に『週刊現代』で連載されたエッセイをまとめた本です。 じつは長い間、著者の作品がちょっと苦手だったのですが、最近になって林真理子や田中康夫、森瑤子といった1980年代という時代を映した小説をまとめて読むことになり、著者が彼らと同じ時代に対してどのように切り結んでいたのかということがよく見えるようになったような気持ちになることができました。 確かに本書で語られているような著者の生き方には、「消費による革命」が実現した80年代という時代の感性と響き合うところがあったのも事実だろうと思います。しかし今から振り返ってみると、著者がそうした時代に適応するような生き方をしているのではなかったことが、むしろ明確に明確になったように感じます。同じことは、著者が中沢新一との対談『ファンダメンタルなふたり』(文春文庫)の中で、松任谷由実に対して微妙な距離の取り方をしていたことにも伺えるように思います。 上野千鶴子でさえも、80年代の「消費による革命」の限界を見抜くことができず、後に小沢雅子に教えられて『〈私〉探しゲーム』(増補版、ちくま学芸文庫)の立場を撤回するに至ったことを思うと、「同時代の感性」を突き抜けた著者の精神の勁さには驚きを禁じ得ません。

Posted byブクログ

2016/09/19

セイフティボックスのなかで 「今は、色々物事が解って来て、でも、それと同時に、ずいぶん感動する要因が少なくなってきたみたいだ(中略)昔は、そういう感受性をちゃんと引き出してくれるような人々と住んでいたのだ。」 というところがある。 自分に重ねて考えてみてそうだよなと思い当たる。 ...

セイフティボックスのなかで 「今は、色々物事が解って来て、でも、それと同時に、ずいぶん感動する要因が少なくなってきたみたいだ(中略)昔は、そういう感受性をちゃんと引き出してくれるような人々と住んでいたのだ。」 というところがある。 自分に重ねて考えてみてそうだよなと思い当たる。 空を見上げたり、足元の草花を見ることもほとんどない。 月食とか彗星とか、すでにイベントだものね。 動物や自然と戯れるのではなく、動物や自然に癒されるようになってしまっているよね。 ちょっとさみしい。

Posted byブクログ

2016/08/15

なんと30年も前に書かれたものでした!1988年が30年近く前のことになるなんて…。 話題になっていることはちっとも相容れないのに読んでしまうのはやっぱり文章が上手だから?ところどころ芯のところでそうだそうだと思うようなところが度々出てくるのだけれども、またすぐ何処かに離れてい...

なんと30年も前に書かれたものでした!1988年が30年近く前のことになるなんて…。 話題になっていることはちっとも相容れないのに読んでしまうのはやっぱり文章が上手だから?ところどころ芯のところでそうだそうだと思うようなところが度々出てくるのだけれども、またすぐ何処かに離れていってしまう、きっと近くにいても友達にはならなかっただろうなと思うけれど、4年後本人がすでに「かわいかったなぁ、あたし」なんて言っているくらいだから、これが若気の至りというやつか。 村上春樹がディスコで踊っているかも…なんて想像して顔がにやけてしまう。

Posted byブクログ

2015/03/08

20年ぶりに再読。 山田詠美のエネルギーに圧倒されて、ドキドキしながら読んだ記憶がよみがえる。当時は、きわめて個人的な日々を綴る贅沢を思ったが、今や有名人となった編集者(見城徹・石原正康・小林加津子)との信頼関係を垣間見られて、読者の贅沢を改めて実感。

Posted byブクログ

2013/11/06

山田詠美が週刊現代に連載していたエッセイをまとめた一冊。 まだ私は生まれていなかったし、バブルの匂いがする。でも山田詠美の作品から感じる思想はやはりこの本からも感じる。 小説をほとんど書かずに、エッセイと旅行とで過ごした一年間であったらしい。各社の担当編集者との「エイミーズパ...

山田詠美が週刊現代に連載していたエッセイをまとめた一冊。 まだ私は生まれていなかったし、バブルの匂いがする。でも山田詠美の作品から感じる思想はやはりこの本からも感じる。 小説をほとんど書かずに、エッセイと旅行とで過ごした一年間であったらしい。各社の担当編集者との「エイミーズパーティー」や、恋の話、ニューヨークやバリやインドの話。佐世保の基地近くのバーでイージーな女と見くびられ、手厳しく反論して称賛されるエピソード。香水の話など。 自分の中にある下品さ、イージーさをなるべく小さくするよう努めたい。

Posted byブクログ

2013/06/19

エッセイ本。 話は1988年の頃であって、いまとは違うところも多々ある。 小説家としての日常生活が日々の思いと共に書かれております。 なるほどそうだよな、と電球を頭上に浮かべたり、なーんでしょうか、と首をかしげたり。 山田詠美視点での、世界を見るにはいい本。 個人的にはエッセイ...

エッセイ本。 話は1988年の頃であって、いまとは違うところも多々ある。 小説家としての日常生活が日々の思いと共に書かれております。 なるほどそうだよな、と電球を頭上に浮かべたり、なーんでしょうか、と首をかしげたり。 山田詠美視点での、世界を見るにはいい本。 個人的にはエッセイは苦手です。

Posted byブクログ

2015/02/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読み出し早々、私の言いたいことが書いてあって まさに同意見で読んでてスカッとさせてくれる~。 考え方が同じなんだよね~。 昔、OLしてた頃、読んだけど結構忘れてるもんね~。 でも今読み返すと、昔よりも彼女の言ってることがわかる。 私も年なのかしら~(苦笑) 彼女のエッセイはパワーを貰いたいとき そして彼女の小説はなんだかしっとりしたいときにGOOD.

Posted byブクログ