「邪馬台国」はなかった の商品レビュー
邪馬台国は無かったと…
邪馬台国は無かったという発想の転換,大胆な説にどんどん引き込まれてゆく,そしてまたひとつの古代像が浮かびあがる。
文庫OFF
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1992年刊。魏書烏丸鮮卑東夷伝倭人の条にある、いわゆる邪馬台国関連記述につき、女王国は、正しくは邪馬壹国(邪馬一国)で、邪馬臺国(邪馬台国)とは後代の誤植との見解の下、邪馬台国論争に一石を投じた民間研究者の書。「邪馬一国はなかった」読了までは、一定の合理性があると思っていたが、前掲書から推量しうる本書の牽強付会ぶりから、著者の書籍はほとんど読まなくなった。陳寿に依拠、文言解釈の徹底など興味深い書であることは認めるが、部分ではなく三国志「全体」の分析結果を開陳しない限り、著者の見解を受容するのは困難か。興味のある方は、本書と「邪馬一国はなかった」を読み比べればよいと思う。
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今までの定説に対して納得する説明で反論している内容。 この分野は全く詳しくないので、正しいのかどうかはわからないが、それなりに面白かった。
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邪馬台国→邪馬一国 臺→壱 北九州にある。などを発見。 自慢話を聞いているようで、不愉快になる。ただ、発見までの手法はたいしたもので、なるほどと納得できる。
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古田武彦先生の名著。そもそも古代史のロマンとは全く無縁の歴史学徒だった私がのめり込むほど面白い。「やまたいこく」という呼び名自体に問題があるとは。。。 邪馬台国論争に関心がある人も無い人も読んだら、このテーマに無関心ではいられなくなる。
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