メアリと巨人 の商品レビュー
久しぶりのPKD。珍しい主流小説の作品だが、それでもディックはディック。じゃじゃ馬娘に振り回されるオヤジ、クラシックとオーディオの蘊蓄、そして唐突なエンディング。 主人公の苦悩のすべてに因果があると言い出すあたりにディック節の片鱗を感じる。
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1954年、ディックの主流小説。 ディックらしさはあちこちで見受けられるが、「普通の」小説としては あまりいい出来とは云えない。ただ、読者を引き摺り込んで一気に読ませてしまうのは さすがディック。
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内容(「BOOK」データベースより) メアリアンはゆっくりと人々から切り離され、孤立してきた。隅っこに追い詰められて、今はそこに座りこんでいる。手に膝をのせて。ほかに道はない。ほかに行くところはない。ディックの青春小説。
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