毛糸よさらば の商品レビュー
高・中・小3人の子持…
高・中・小3人の子持ち未亡人ジェーンのシリーズです。クリスマスが間近に迫るころ、ジェーンの古い友人フィリスが息子ボビーを連れて泊まりに来たのが“不幸”の始まり。今は亡き有名シンガーをめぐり、2人の女性が隠し続けてきた秘密が次々と明かになってきます。隣人であり親友のシェリイ、お互い...
高・中・小3人の子持ち未亡人ジェーンのシリーズです。クリスマスが間近に迫るころ、ジェーンの古い友人フィリスが息子ボビーを連れて泊まりに来たのが“不幸”の始まり。今は亡き有名シンガーをめぐり、2人の女性が隠し続けてきた秘密が次々と明かになってきます。隣人であり親友のシェリイ、お互い意識しだしたメル刑事とのやりとりが楽しいです。
文庫OFF
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※このレビューにはネタバレを含みます
主婦探偵ジェーンの2作目。 前作同様、ちょっと下世話すぎるというか、 あけすけすぎるところが鼻につくが、 生活スタイルが変わって縁遠くなっていた旧友との再会、 クリスマス前の教会バザーの準備、 近所に住む有名人の元妻と設定が良い。 旧友とその悪たれ息子への気持ちが、 身につまされるようにリアルで、 殺人事件が起きるまでの人間関係の緊迫感が尋常ではない。 息子の行方不明の父親が焦点だなと思いながら、 すっかりそのことを忘れてしまうほどの、 その後の話の展開も面白い。 最後に追いつめられた犯人が、ちょっとかわいそうだけど。
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主婦探偵モノだから結構楽しめるんだけど、ご近所づきあいとか、旧友づきあいとか身につまされるなぁ。 未亡人なわけだし、まっ、そのいきさつにも深くて辛い訳有りで。子どもたちにとってはまっとうで当たり前で元気のいいママでいてくれるのが救いですね。 また、少しずつこのシリーズ読み進めてゆ...
主婦探偵モノだから結構楽しめるんだけど、ご近所づきあいとか、旧友づきあいとか身につまされるなぁ。 未亡人なわけだし、まっ、そのいきさつにも深くて辛い訳有りで。子どもたちにとってはまっとうで当たり前で元気のいいママでいてくれるのが救いですね。 また、少しずつこのシリーズ読み進めてゆきたいものです。
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主婦探偵ジェーン・シリーズ第2作。 ジェーンの旧友がクリスマス休暇を兼ねて訪ねてきたのはいいが、性格最悪の息子を伴っていたから、さあ大変。そして、またもや殺人事件に巻き込まれて……。 ジェーンとその親友シェリイによる人物評がおもしろい。時に手厳しかったりするけれど、己の心の弱...
主婦探偵ジェーン・シリーズ第2作。 ジェーンの旧友がクリスマス休暇を兼ねて訪ねてきたのはいいが、性格最悪の息子を伴っていたから、さあ大変。そして、またもや殺人事件に巻き込まれて……。 ジェーンとその親友シェリイによる人物評がおもしろい。時に手厳しかったりするけれど、己の心の弱さ醜さにもきちんと向き合おうとするあたりに共感を覚える。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
しょっぱなからとにかく日常がリアルで苦しくなる・・・。 あまりおしゃれでもなく、そこそこな外見の3児の子持ちが夫をなくし、でもとりあえず働かなくても食べていける。 事件があり、いい男(少し年下)と出会って、けっこういいムード。 これって、育児中主婦の願望?とまた少し苦しくなった。 それにしても、米国の専業主婦は忙しい。これで働く母だったときにはどうなってるのか。。。仕事を理由に免れるものなのか。。。 ”ジェーンは車から離れ、手の甲で眼を拭った。自分の体を抱きしめるようにし、寒さに震えながら、ステーションワゴンの尾灯が見えなくなるまでその場を離れなかった。通りを駆け出して、「戻ってきて。戻ってきて。あたしの小さな坊やでいて、大人になんないで!」と怒鳴りたいのを、やっとの思いで我慢する。” 子供にまつわることには、ぐっとくるところが多い。そこがついつい読んでしまうところ。 今回はわりと早めにアルバムが出てきて、そうかなーと思っていたことがそのまんまだった。いい人だったし、悲しい。
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今回の原題「A farewell to yarns」は「武器よさらば FEREWELL TO ARMS」から。 ジェーンの家に旧友が遊びに来た。彼女は長年離ればなれだったという息子を連れてきたのだが、これが実に嫌なヤツ。でも、母親は離れて育った息子に夢中。 この嫌な息子に相対し...
今回の原題「A farewell to yarns」は「武器よさらば FEREWELL TO ARMS」から。 ジェーンの家に旧友が遊びに来た。彼女は長年離ればなれだったという息子を連れてきたのだが、これが実に嫌なヤツ。でも、母親は離れて育った息子に夢中。 この嫌な息子に相対したジェーンやシェリィの態度が笑える。実際、この息子、母親にたかるドラ息子を絵に描いたようなヤツだ。また、母親の息子への溺愛ぶりも絵に描いたよう。この二人の噂をするジェーンとシェリィの奥様会話も非常に頷ける。嫌なヤツなんだけど、いるよなあ、こういう周りが見えなくなってる人、と思わせる筆力はさすがだ。 今回、ジェーンはちょっとした罪悪感から犯人探しに関わっていく。その辺りの描写もとても納得ができる。ちょっとした普通の感覚についての描写がこの作者、とてもよいような気がする。そうそう、と思わせるのだ。謎解きについては、ちょっと意外すぎる感があるが、まあ話が面白いからいいでしょう。 (2002-02-04)
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ジェーンシリーズ『ゴミと罰』に続く第二弾。 内容(「BOOK」データベースより) 今年もクリスマスがやってきた。各種催し物の開催を初め、用事は山盛り。二男一女を抱えるジェーンには頭の痛いシーズンだ。おまけに今回は、疎遠にしていた旧友が性格最悪の息子を連れて遊びに来たから、たま...
ジェーンシリーズ『ゴミと罰』に続く第二弾。 内容(「BOOK」データベースより) 今年もクリスマスがやってきた。各種催し物の開催を初め、用事は山盛り。二男一女を抱えるジェーンには頭の痛いシーズンだ。おまけに今回は、疎遠にしていた旧友が性格最悪の息子を連れて遊びに来たから、たまらない。立ちこめる険悪ムードの中、事はついに殺人事件にまで発展し…。慣れない編み物片手に、真相解明に取り組む主婦探偵ジェーン。
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ジル・チャーチルのドメスティック・ミステリー、主婦ジェーンシリーズの2作目。ドタバタというか子供のいる日常の慌しさの中で、殺人事件が起き、主婦ジェーンの探偵顔負けの活躍で、解決に寄与…というパターン、ご近所の親友シェリィとの掛け合いの面白さ、ハンサムな警部との成りゆき(ジェーンは...
ジル・チャーチルのドメスティック・ミステリー、主婦ジェーンシリーズの2作目。ドタバタというか子供のいる日常の慌しさの中で、殺人事件が起き、主婦ジェーンの探偵顔負けの活躍で、解決に寄与…というパターン、ご近所の親友シェリィとの掛け合いの面白さ、ハンサムな警部との成りゆき(ジェーンは未亡人)等々、シリーズと共に馴染んでいく要素と、ミステリーのプロットもなかなかしっかりしていて愉しめます。日常生活に根ざしているのと、とても話のテンポがいいので、内容が重くなり過ぎない辺りで、どんどん読み進めるのが、コージーなんでしょうね。
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三人の子持ちのごく普通の主婦ジェーンが近所で起きた殺人事件に巻き込まれるコージーミステリ。子どもたちの送り迎え、近所の人とのつきあい、子どもの学校行事などなどごく日常的な話もなんだか楽しい。車を運転するようになった息子に、大きくならないで、とジェーンが涙ぐんだりするシーンがやけに...
三人の子持ちのごく普通の主婦ジェーンが近所で起きた殺人事件に巻き込まれるコージーミステリ。子どもたちの送り迎え、近所の人とのつきあい、子どもの学校行事などなどごく日常的な話もなんだか楽しい。車を運転するようになった息子に、大きくならないで、とジェーンが涙ぐんだりするシーンがやけに印象深かったりも。コージーだからと期待していなかった(失礼)謎解きも、なかなか意外な、ええーっと驚きある(こんなんで驚くのはわたしだけか?)展開で、すごくおもしろかった。二作目にして、みなが言うジル・チャーチルのよさがよくわかってきました!
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クリスマス・シーズンの物語。アメリカの主婦にとってもっとも忙しい時期のひとつなのに、やはり起きる殺人事件。アメリカの日常生活描写も楽しめる。2作目。
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