新版 プンク マインチャ の商品レビュー

大塚勇三【再話】,秋野亥左牟【画】

2023/08/21

大塚 勇三 (著), 秋野 亥左牟 (イラスト)

狐と山羊の二つの頭を持つ家畜に助けられる．
家畜が食べられるが，骨を埋めたところから果樹が生える．
果樹を食べていると，鬼に拐われる．
ネズミの助言で財宝を持って逃げ帰る．
継母は我が子を送り込むが，その娘は鬼に食べられる．

2023/08/13

ストーリーも絵もなかなかこわい。
「食べるな」と言われたからには食べたら何かあるのかな、と思ったけど、食べた人たちも特には影響がなさそう？
他人の成功をうらやんで、欲張って自分も儲けようとして失敗するのは日本の昔話にもあるな、と思った。不思議…

2022/01/18

手に取る機会があってよみました。

むかし、ネパールに、プンク マインチャという おんなのこが いました。
プンクの ままははは いじわるで、たべものを すこししか くれません。
プンクは、ドーン・チョーレチャという きつねのあたまと やぎのあたまを もつ ふしぎな めすの やぎに、たべものを もらっていました。
そんな あるひ、ドーン・チョーレチャは ころされ、みんなに たべられてしまいます。
でも プンクは、ドーン・チョーレチャの いいつけどおり、にくを たべず、ほねを ひろいあつめて、まきばに うめました。
すると……。

絵がこわいので、悪がほろびても後味がわるい気がしました。
でも、第２回世界絵本原画展金牌受賞作なのだそうです。
繰り返してしまうのですが、絵がこわいので、お話が更にスリリングでした。
ネパールの昔話というのがレアな感じです。
小学生以上、大人まで。

2021/01/12

子供の頃読んだ本で印象的だった本は
これ。
いじわるしちゃだめ、
神秘的なものを敬う気持ち大切、
小さな生き物を殺してはダメ、
小さく汚いと思われがちな聖人の声を聞こう、
忌み嫌われる？きつね・ねずみ・カラスに感謝、

素直で心が優しい人が一番よね！

と思える素晴らしい絵本。

私は最近知ったけど、画の秋野亥左牟さんは、とても有名な人らしい。

2021/01/17

絵本で世界を学ぼう
で
紹介された本。
本書で３１冊目だ。

ネパールの民話を現地に滞在した日本人が再話し、
同じく日本人が絵を描いた作品である。

実のお母さんが亡くなり、プンクマインチャの所に
連れ子のいる継母がやってくる。

継母は、先妻の子をいじめ、継母の娘もそれに加担する。

シンデレラの様なパターンだ。しかし、そこから始まるお話はネパール独特のものなのだろう。

2014/11/20

よくある「継母いじめ」のネパール版。
継母にいじめられている、心優しいプンクは、宝を手に入れて、実の子は鬼に食べられてしまう。
絵本はそこでおしまいですが、プンクは幸せになれたんだろうか？
継母に宝を取られて、またいじめられない？
我が子を失って、継母が改心する？
ちょっと、この先が気になります。

2024/03/24

ネパール民話。
よくある継母にいじめられる女の子の話。
女の子はいいつけをよく守る、素直で賢い子だったので、
何度も試されましたが、最後には宝物を手に入れることができました。
キツネとヤギの２つの頭をもつ獣がでてきます。
しぶい色調の不思議な絵です。

2011/06/30

ままははにいじめられて、頭がふたつある親切なやぎが殺されて鬼にさらわれてねずみに助けられて宝物を持って帰ってきたら
ほんとうのこどもが同じように行ってねずみを助けず食べられちゃう話

2011/01/27

子どもの頃本棚にあった絵本。
もとはネパールの民話らしいが、ストーリーとしてはよくある話。主人公の（もちろん賢くて優しい）プンク　マインチャはピンチを切り抜けて鬼のすみかから宝を持ち帰る。意地悪な継母の娘は帰って来れない。
たぶん子どもからしたらまず絵が怖いし、お話もちょっと怖い。最後継母の娘が帰ってこないところとか。
それでも決して嫌いではなかったし、何度も読んだ（読んでもらった）覚えがある。特に気に入っていたのは消し炭を使って鬼をだますところ。

2009/11/28

幼稚園の本棚にあって、妙に好きだった本。
双頭のやぎが出てきて、それが角（？口？）から女の子にパンとかスープをあげるところが印象的でした。
その頃からこういう不思議なものが好きだったのかな。