看護婦たちの物語 の商品レビュー
今までの作品と違ってこちらはタイトル道り「物語」。 文章がうまいからエッセイ?もストーリーものも面白いのね。。ひと息に読了。
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中堅看護師 物語の主人公、内科病棟に勤務する中堅看護師を通じて、10話10人の患者、その家族、患者をとりまく医療チームが紹介される. 人間模様. 末尾に、人間がドラマをつくるのか、病気がドラマをつくるのかと、問うくだりがある それほど、さまざまな人間、人生、生活が展...
中堅看護師 物語の主人公、内科病棟に勤務する中堅看護師を通じて、10話10人の患者、その家族、患者をとりまく医療チームが紹介される. 人間模様. 末尾に、人間がドラマをつくるのか、病気がドラマをつくるのかと、問うくだりがある それほど、さまざまな人間、人生、生活が展開するが、そこは病をえての人間の本音という、やはり<正直>な<生き様>が表明されていることになるのであろう. 10話10人. いずれも病院で臨終をむかえる.治癒して退院ではないだけに、「よかった、よかった」はなく、患者、患者家族と医療チームの間に生ずる葛藤と、反省の弁が多い. 対象読者. 読み続けながら、本書はどのような階層のひとが、なんのために読むのかを、考えた. 初出は看護協会の機関誌らしいから、それなら同業のひとたちが、目をとおすことを期待してのものであろう. 職場で生ずる同業者のストレスを緩和し、現場で展開される治療方針を検証し、医療の進化と深化に資することになるのであろうか. でわ、市民が読んだら、いかなることが期待される?.<入院前に目をとおし、手のかからぬ患者>になってほしい?. 案外、そういうことなのかも、しれない.
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