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看護婦たちの物語 の商品レビュー

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2016/08/21

今までの作品と違ってこちらはタイトル道り「物語」。 文章がうまいからエッセイ?もストーリーものも面白いのね。。ひと息に読了。

Posted byブクログ

2014/03/21

 中堅看護師   物語の主人公、内科病棟に勤務する中堅看護師を通じて、10話10人の患者、その家族、患者をとりまく医療チームが紹介される.  人間模様.  末尾に、人間がドラマをつくるのか、病気がドラマをつくるのかと、問うくだりがある  それほど、さまざまな人間、人生、生活が展...

 中堅看護師   物語の主人公、内科病棟に勤務する中堅看護師を通じて、10話10人の患者、その家族、患者をとりまく医療チームが紹介される.  人間模様.  末尾に、人間がドラマをつくるのか、病気がドラマをつくるのかと、問うくだりがある  それほど、さまざまな人間、人生、生活が展開するが、そこは病をえての人間の本音という、やはり<正直>な<生き様>が表明されていることになるのであろう.  10話10人.  いずれも病院で臨終をむかえる.治癒して退院ではないだけに、「よかった、よかった」はなく、患者、患者家族と医療チームの間に生ずる葛藤と、反省の弁が多い.  対象読者.  読み続けながら、本書はどのような階層のひとが、なんのために読むのかを、考えた.  初出は看護協会の機関誌らしいから、それなら同業のひとたちが、目をとおすことを期待してのものであろう.  職場で生ずる同業者のストレスを緩和し、現場で展開される治療方針を検証し、医療の進化と深化に資することになるのであろうか.  でわ、市民が読んだら、いかなることが期待される?.<入院前に目をとおし、手のかからぬ患者>になってほしい?.  案外、そういうことなのかも、しれない.

Posted byブクログ