少年少女古典文学館(21) の商品レビュー
途中までで断念。江戸時代のコメディのおかげで識字率がアップしたとか。くだらない2人のかけあいや行動がおもしろかった。
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(2013.02.01読了)(2013.01.30借入) 【日本の古典】 「一日江戸人」杉浦日向子著、を読んだらこの本を読みたくなったので借りてきました。 読んだことはないのに、何となく内容を知っている気になっていたのですが、想像以上にテンポがよく面白い本でした。 弥次さんと喜多...
(2013.02.01読了)(2013.01.30借入) 【日本の古典】 「一日江戸人」杉浦日向子著、を読んだらこの本を読みたくなったので借りてきました。 読んだことはないのに、何となく内容を知っている気になっていたのですが、想像以上にテンポがよく面白い本でした。 弥次さんと喜多さんの二人で、江戸から東海道を伊勢まで旅をする話です。実に珍道中です。実に気のいい二人です。歩くのが基本でしょうが、駕籠に乗ったり、馬に乗ったり、船に乗ったり、川を渡る時は、人に乗ったり輿に乗ったり、知らないための失敗の数々、当時の人にとっては、一種の旅行ガイドになったのかもしれません。 【目次】 発端 日本橋から風にふかれて 小田原宿、底ぬけの大さわぎ 箱根八里、ああ勘ちがい 三島、とんだすっぽん鍋 富士をながめてだまされた旅 蒲原、天井ぶちぬき事件 府中にて貧乏旅行終えにけり 瀬戸でいっぱい食った、一杯食った 大井川やっとわたって駕籠をおち 弥次さん、なぞの涙をながす 浜松の幽霊騒動 乗合船にへびにょろにょろ 侍と駕籠かきに一勝一敗 比丘尼に遊ばれ、狐の影にもてあそばれる 桑名への小便道中 餅とまんじゅうの手品をあじわう 喜多さん、馬の背で念仏 弥次さん、作者一九に化けそこない 迷子になった弥次郎兵衛 弥次喜多、はじめてぐっすり 弥次喜多の世界とはなにか 村松友視 解説 興津要 ●風が吹けば箱屋が(99頁) 風が吹けば砂ぼこりが立ちますわなあ。 砂ぼこりが立てば、それが人の目に入ることになる。 すると、目を悪くする人がたくさんでる。 目を悪くして目が見えなくなってしまうと、三味線でも習おうかということになる。 三味線の胴の皮にするために、猫が犠牲になる。 ねずみが大あばれして、世間の箱という箱をかじるでしょ。 ●疑問は人間を成長させる?(173頁) 疑問ってのは人間を成長させるんじゃないのかな ●つつがない(228頁) ツツガムシというダニの一種がいる。この幼虫に刺されるとツツガムシ病にかかり、全身に吹き出物ができ、熱が出るなどの症状を起こす。 「つつがない」とは、このツツガムシ病にかかっていない状態のことで、つまり健康であることを意味する。 ●地名のシャレ(231頁) その手は桑名の焼きハマグリ いわぬが花の吉野山 おそれ入谷の鬼子母神 ●宿の名を忘れた(277頁) 「棚からぶら下がったような名前の宿を知りませんか。」 「藤屋でしょう。」 ●膝栗毛(301頁) 膝栗毛とは、自分の足を、濃い茶色の栗毛の馬のかわりにして歩く意味で、歩いて旅行することをいった。 ●弥次、喜多の滑稽(306頁) 小田原で五右衛門風呂の底を踏み抜いたり、三島で泥棒のゴマの灰に金を盗まれたり、舞坂から新居への乗合船で、蛇騒動にまきこまれたり、雲津で十返舎一九と名のってにせものとわかって恥をかいたりと、ばかばかしい失敗が繰り返され、これを狂歌で締めくくるというスタイルで物語が進められていた。 ☆関連図書(既読) 「南総里見八犬伝」杉浦明平著、世界文化社、2007.03.01 (2013年2月4日・記) (「BOOK」データベースより) ここに登場するのは、名コンビ弥次さんと喜多さん。花のお江戸をあとにして、のんびり観光旅行としゃれこむはずが、小田原では風呂の底をぬき、浜松では幽霊に腰をぬかす。宿場宿場で大騒動をくりひろげ、こりずにドジをふみつづけながら、各地の名物にはちゃんと舌づつみを打って、東海道を一路西へとむかうのであります。あまりのおもしろさに、江戸時代の読者たちもつぎへつぎへとつづきをのぞみ、作者十返舎一九も期待にこたえて、あとからあとから続編を書きついだという大ベストセラー。
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真夜中の方しか知らなかった。から、読んでみた。原文読める自信がなかったから、少年少女向きの方で。ナイスなジョークと突っ込みを、上手いまんじゅうの皮で包んで食べた気分。
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息子が読んだので読み始めました。知ってるようでちゃんと読んでなかったですね。息子は続きが読みたいそうです。伊勢までですからね。これは。 面白かったです。お金があるんだかないんだか不思議です。
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