1,800円以上の注文で送料無料

ピラミッドはなぜつくられたか の商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2018/10/25

●これまでピラミッドは王家の墓だと無条件に信じていたが、本書はその固定観念を覆した。ピラミッドの目的は、国家繁栄のための治水事業、堤防の役目を担うものであった、というのが本書の主張。

Posted byブクログ

2013/10/16

(2004.11.15読了)(2001.05.25購入) ピラミッドについては、王墓説、葬祭神殿説、日時計説、タイム・カプセル説、天文測候所説など幾多の説が唱えられている。 ここにも新たなる説が唱えられている。 「ピラミッドが何を目的に存在するのかというと、それはナイル川西方の丘...

(2004.11.15読了)(2001.05.25購入) ピラミッドについては、王墓説、葬祭神殿説、日時計説、タイム・カプセル説、天文測候所説など幾多の説が唱えられている。 ここにも新たなる説が唱えられている。 「ピラミッドが何を目的に存在するのかというと、それはナイル川西方の丘を護るため、即ちナイル氾濫原と接する河岸段丘の入り口を保護するために築かれた、と私は考えている。東岸は一般に山がちの地形であり、浸蝕されにくい。西岸にも山はあるが一般になだらかな砂漠であり、水によって浸蝕されやすい。これをほうっておくとナイル川は南北軸に沿って西へ西へと平行移動を行うだろう。」 ピラミッドを築くことによって、ナイル川が流れを西へ変えるのを防ぐためであり、西へ移動してリビア方面に流れてゆくのを防いだのだと主張している。 吉村作治さんとかは、ピラミッドまでは、ナイルが氾濫しても届かないと主張しているけど、髙津さんは、ナイルが氾濫すると、ピラミッドはナイルの水に洗われていたと主張し、強固な構築物であるがゆえに、ナイル川が流れを西に変えるのを防ぐ役割を果たしたのだという。 ピラミッドの大部分がナイル川の西岸にあり、しかもナイル川の下流にあることもそれを裏付けるという。 ●同じ著者の本 「レオナルド=ダ=ヴィンチ鏡面文字の謎」髙津道昭著、新潮選書、1990.08.20 「ロートレックの謎を解く」髙津道昭著、新潮選書、1994.04.15 ●ピラミッドの本 「ピラミッドの秘密」コットレル、矢島文夫訳、みすず書房、1957.06.05 「ピラミッドの謎」吉村作治、講談社現代新書、1979.11.20 「ピラミッド101の謎」酒井傳六、文春文庫、1984.07.25 「ピラミッドは語る」吉村作治、岩波ジュニア新書、1985.10.21 「ピラミッド・新たなる謎」吉村作治、光文社文庫、1992.04.20 「ピラミッドの謎をハイテクで探る」吉村作治、講談社、1994.05.30 「神々の指紋(上)」グラハム・ハンコック、大地舜訳、翔泳社、1996.02.29 「神々の指紋(下)」グラハム・ハンコック、大地舜訳、翔泳社、1996.02.29 「ピラミッド文明・新たなる謎」吉村作治、NHK人間大学、1998.10.01 「大ピラミッド 新たなる謎」吉村作治、講談社+α文庫、1999.2.20 著者 髙津 道昭 1936年 埼玉県生まれ  東京教育大学教育学部芸術学科卒  専門はグラフィック・デザイン (「BOOK」データベースより)amazon ピラミッドはナイル川の西岸に78個、南北にほぼ直列に並んでいる。なぜだろう?王墓説、日時計説などを覆す新見解。

Posted byブクログ