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イミテーション・ゴールド の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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恋愛小説はあまり好き…

恋愛小説はあまり好きではないのですが、これはとてもおもしろかったです。恋愛小説が嫌いな方にもオススメです。主人公はバカですが、理想を求め、夢に対しても女性に対しても甘い考えの彼氏もアホ。主人公の金策はさておき、人物描写がリアルで現実味のあるストーリーでした。

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ブティック店員の主人…

ブティック店員の主人公が、プロレーサーを目指す恋人の為にお金を工面しようと色々な手段を講じていきます。しかし、恋人の為を思いやっていたはずなのに、結果は愛を失い、自分を変えてしまっていることに…。哀しい結末かもしれませんが、そこまで尽くすほどの相手ではなかったのではと思います。

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彼氏のためにお金を工…

彼氏のためにお金を工面しようとあらゆる手を使っていく彼女。最終的には自分が変わってしまって・・・結末は・・・女なら誰でも彼女の気持ちがわかるような気がする

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普通の可愛い女の子だ…

普通の可愛い女の子だった主人公が恋人を一人前のレーサーにしそしてゴールインすることを夢見て1000万円の貯蓄をめざします。株の投資を始めたり、ネズミ講化粧品のセールスをしたりあらゆる手段を使うのですが1000万円にはなかなか届きません。そんな彼女はやがて自分の恵まれた容姿を武器に...

普通の可愛い女の子だった主人公が恋人を一人前のレーサーにしそしてゴールインすることを夢見て1000万円の貯蓄をめざします。株の投資を始めたり、ネズミ講化粧品のセールスをしたりあらゆる手段を使うのですが1000万円にはなかなか届きません。そんな彼女はやがて自分の恵まれた容姿を武器に女であることを利用し始めます。しかしもはや彼女の目的は知らず知らずのうちに「彼のため」から「自分のため」に・・・そしてそんな彼女の変貌ぶりにいつしか彼の心は。

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愛する人のために自分…

愛する人のために自分を犠牲にしても尽くす女性の物語。その尽くし方が徐々にエスカレートしていく怖さがあります。

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2024/01/08

バブル期に書かれた林真理子さんの小説。最近テレビで大変そうなお姿をよく見かけるけれど、文章はアンアンのエッセイくらいでしか見たことなかったので読んでみました。 ハウスマヌカンの女が、恋人のマイナー自動車レーサーのため、若さと美貌を武器に1千万円を手に入れようとするはなし。「ハウ...

バブル期に書かれた林真理子さんの小説。最近テレビで大変そうなお姿をよく見かけるけれど、文章はアンアンのエッセイくらいでしか見たことなかったので読んでみました。 ハウスマヌカンの女が、恋人のマイナー自動車レーサーのため、若さと美貌を武器に1千万円を手に入れようとするはなし。「ハウスマヌカンって何?」って思った方はネットで調べてください。 とりあえず1千万円あれば、良いマシンを手に入れて何とかなるらしいのだが、、、ホントに何とかなるの?安直過ぎない? 計画自体もかなり安直で、個人投資家や会長夫人を相手に株や高級化粧品販売のネズミ講で儲けようというもの。「若さと美貌を武器」と言っても、騙し合いや駆け引きなど権謀術数が張り巡らされている訳ではない。感じが悪い人は出てきても、本当に悪い人は出てこないからだ。誰かを徹底的に貶めなくても、バブル期ならば1千万円くらいは絵空事ではなかったからかも知れないが、この辺が林真理子さんの個性のような気もする。 また、描写についても、お金持ちが集う会員制高級フィットネスクラブや都内のゴルフ場の描写など、綿密な取材ではなく表面的な印象で筆を進めている感があり、エッセイストだなぁ(感性重視という意味で、、、エッセイストを下に見ている訳ではありません)と感じさせた。

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2019/10/19

一気に読破。 主人公が恋人の為に一千万円を工面する過程のストーリー。 テンポ良く展開していくので、スラスラ読めた。 最後の結末は想像外でした。

Posted byブクログ

2017/01/15

彼に尽くしたい一心で自分に傷をつけるような行動をして、それが裏目に出てしまう。切ないけれども、男女間でよくあるパターンのような気がする。

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2014/11/28

この小説を読み終わったとき、恋人のために大金を手にした女性が今度は自分のためにお金に溺れていくことにとても恐怖を感じた。 また、容姿の美しい福美が、自分をお金稼ぎの商品として捉え始めてから、邦彦を心から愛せなくなっていく様子は、気軽に体を売る女性が増えた現代社会に通じるものがある...

この小説を読み終わったとき、恋人のために大金を手にした女性が今度は自分のためにお金に溺れていくことにとても恐怖を感じた。 また、容姿の美しい福美が、自分をお金稼ぎの商品として捉え始めてから、邦彦を心から愛せなくなっていく様子は、気軽に体を売る女性が増えた現代社会に通じるものがあると感じた。 確かに一千万円手にしたら、人が変わってしまう人が多いと思う。お金よりも、身近にある些細な幸せを大切にしたいと思わせてくれる小説だった。

Posted byブクログ

2013/02/17

プロのレーサーを目指す彼のためにあらゆる方法でお金を手に入れようとする主人公。自分を着飾るためではなく「彼のため」「二人の夢のため」という大義のもとでその方法はエスカレートしていき、夢のための手段だったはずのお金が目的になり、二人で夢に向かって一緒に進んでいたはずの道をどんどん外...

プロのレーサーを目指す彼のためにあらゆる方法でお金を手に入れようとする主人公。自分を着飾るためではなく「彼のため」「二人の夢のため」という大義のもとでその方法はエスカレートしていき、夢のための手段だったはずのお金が目的になり、二人で夢に向かって一緒に進んでいたはずの道をどんどん外れていきます。 どこかで実際に起きてそうな話だけど、腑に落ちないところもあったり私にはあまり現実味がありませんでした。ただああはならないようにしたいと思います。

Posted byブクログ