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俵万智のハイテク日記 の商品レビュー

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2023/03/20

2023年、世は短歌ブームであるという。NHKの朝の連続テレビ小説の主人公の幼なじみで後に結婚する男性が歌人であったり、雑誌『本の雑誌』4月号でも短歌特集、そしてNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』では 歌人 俵万智さんが登場。 その『プロフェッショナル 仕事の流儀』を観て...

2023年、世は短歌ブームであるという。NHKの朝の連続テレビ小説の主人公の幼なじみで後に結婚する男性が歌人であったり、雑誌『本の雑誌』4月号でも短歌特集、そしてNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』では 歌人 俵万智さんが登場。 その『プロフェッショナル 仕事の流儀』を観て「ああ、私にとって俵万智さんと言えば、ASAHIパソコンの連載だよなぁ」と懐かしみ、思わず検索したら、なんとAmazonマーケットプレイスで状態もよさげな格安なものを発見。思わずポチったのである。 「1992年2月1日 第一刷発行」30年の時を経て私の手元にやってきた万智ちゃんの本。 朝日新聞発行の雑誌『ASAHIパソコン』に1989年〜1991年にかけて連載されていたエッセイをまとめたもの。 携帯電話も普及しておらず、FAX、ワープロ専用機がまだまだ元気だった時代。通信はモデムで、場合によっては音響カプラーで電話機につなげて、電話代を気にしながらパソコン通信した時代のお話し。 俵万智さんが、Macを皮切りに、浮気して富士通オアシスでパソコン通信を駆使し、最後は海外からパソコン通信するまでになる過程が綴られている。 私も同年代であり、環境も同じ、オアシスとFM TOWNSでNIFTY Serve、と言うこともあり当時のことが鮮明に蘇ってくる。 俵万智さんに、オアシス、Nifty Serve をもたらしたのは岩城宏之さん。岩城宏之さんとのエピソードも多くでてきて感慨深い。 「便利に慣れること」の危惧を再三説いているのはさすがだと思う。 貴重な記録である。

Posted byブクログ