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白河夜船 の商品レビュー

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34件のお客様レビュー

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2021/09/02

初めて吉本ばななの本を読んだ、日本語が好きだった、特に最初の話、解説の文も好きだった、うなぎ食べたい

Posted byブクログ

2018/10/06

3つの短編集。どれも身近な人の死に対するテーマで、3つともストーリーや調子が違うので良い。 眠りとお酒がとても共感できた。後書きで吉本ばななさんが行っているように、誰かの死に直面した人が、これを読んで少し楽になってくれたらというのが、この本の本質だと思った。

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2016/11/23

表題作の長く寝てる感じもすきだし、寝ててもすきな人からの電話はたしかにわかる気がする。 なんとなく夢の中みたいなぼんやりした世界観すごい〜

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2016/01/13

映画をやっていて、どんな話だっけな…と再読。 やっぱりこういう吉本ばななさんの作品、好きだなあ。すこーん、と、さみしくて、水みたいな。

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2014/09/01

死がまず存在して、残された人々の話が始まる。残して行ってしまった人との思い出から距離を測り、絶望の淵にいるが、なんやかんやで立ち直って行く。 そこの、なんやかんやが吉本ばななの真骨頂。毎回同じ枠組みなのにね。といってもキッチンしか他に読んでないから、作者の進化は知らないのですが。...

死がまず存在して、残された人々の話が始まる。残して行ってしまった人との思い出から距離を測り、絶望の淵にいるが、なんやかんやで立ち直って行く。 そこの、なんやかんやが吉本ばななの真骨頂。毎回同じ枠組みなのにね。といってもキッチンしか他に読んでないから、作者の進化は知らないのですが。取り敢えずこの頃はそういうパターン。 死に引きずられる者たちの再生。再生には非常にわかりやすい生の象徴がファクターとなる。一例は鰻。それを解説ではエロスと書いてあったが、肉体的な喜びという意味でしょう。精神に重点の置かれる時代であっても、どこまでも人間は肉体的で、単純で、虚しくそして生命的なのだ。そういう人間讃歌な作品群。

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2014/07/07

再読。白河夜船を含めた3編のお話たちの、底辺に流れる悲しさややり切れなさ、暗さがなんとも言えない魅力だと思う。

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2014/05/14

白河夜船【しらかわ・よふね】「京都を見物してきた」と嘘を言った者が、白河のことを聞かれて川の名前だと思い、「夜中に船で通ったので知らない」と答え、嘘がばれたという話に基づくとされている。 白河は、京都の地名。 「こういう、濃いブルーよ。目も耳もすべてここに集中してしまうような、...

白河夜船【しらかわ・よふね】「京都を見物してきた」と嘘を言った者が、白河のことを聞かれて川の名前だと思い、「夜中に船で通ったので知らない」と答え、嘘がばれたという話に基づくとされている。 白河は、京都の地名。 「こういう、濃いブルーよ。目も耳もすべてここに集中してしまうような、閉じ込められた夜の色よ。」p168,夜と夜の旅人 ずっと夜の中にいるような心持ちがします。不思議と落ち着き、いつまでも浸かっていたいような気がするのです。 いつかは夜の果てを見なきゃいけないんですね。

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2013/02/26

この人は才能豊かな妄想家であろうと この小説を書いた年齢を遡ると20代である。さすがに「人生の垢」のついてない時の作品だと納得する。 50代になった吉本さんの作品を買いに行こう。 この小説の前に読んだのが谷崎潤一郎の「春琴抄」である。男女の愛のギャップが凄い。吉本ワールドではもは...

この人は才能豊かな妄想家であろうと この小説を書いた年齢を遡ると20代である。さすがに「人生の垢」のついてない時の作品だと納得する。 50代になった吉本さんの作品を買いに行こう。 この小説の前に読んだのが谷崎潤一郎の「春琴抄」である。男女の愛のギャップが凄い。吉本ワールドではもはや愛は道具である

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2013/01/07

(1992.02.22読了)(1992.02.14購入) (「BOOK」データベースより) ただひとつ、ずっとわかっていることはこの恋が淋しさに支えられているということだけだ。この光るように孤独な闇の中に2人でひっそりいることの、じんとしびれるような心地から立ち上がれずにいるのだ...

(1992.02.22読了)(1992.02.14購入) (「BOOK」データベースより) ただひとつ、ずっとわかっていることはこの恋が淋しさに支えられているということだけだ。この光るように孤独な闇の中に2人でひっそりいることの、じんとしびれるような心地から立ち上がれずにいるのだ。―絶対の愛の感情と喪失を透明な夜の夜間の中に描いた「白河夜船」「夜と夜の旅人」「ある体験」の三部作。 ☆吉本ばななさんの本(既読) 「哀しい予感」吉本ばなな著、角川文庫、1991.09.25 「キッチン」吉本ばなな著、福武文庫、1991.10.17 「うたかた/サンクチュアリ」吉本ばなな著、福武文庫、1991.11.15 「パイナップリン」吉本ばなな著、角川文庫、1992.01.25

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2015/12/28

私にとっての初・吉本ばなな小説。 3編とも「死」を扱っているのに重くも暗くもなく、読後感が爽やかでした。

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