わかる放射線 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
放射能と放射線の違いが分かるようになる本。 ICRP勧告の役割や, 疫学的な取り組みが必要であることが納得できる。 放射線で分かりにくいのは、物理的な測定量と、 人体への影響を予測する、推定量をうまく理解することです。 過去のさまざまな事故事例を基に,シーベルトをどうきめたかの根拠と、その科学的な意味と社会的な意味について、区分した議論があると嬉しいです。 科学的な意味についても、短期的な熱等による症状と、長期的な遺伝子の影響等,確率の異なる事象を区分した議論があると嬉しいです。 特に,疫学的な取組は、なかなかわかりにくいところがあるので放射線に関する疫学的な取り組みを集大成した本があるかどうか探したい。
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