実践 品質管理 の商品レビュー
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6.3.2 客観的証拠資料(evidence)の作成 という項に違和感がある。客観的証拠資料は、作るものではなく、在るものではないのだろうか。あるものを消してしまうからなくなる。あるものを消さないようにすれば、いい。作業をビデオに撮ったり、品質の改善のデータ取りをしたりしたものを残しておけば、客観的証拠になる。コンピュータで管理していれば、コンピュータの処理歴(log)が客観的証拠になる。間接工数はいらないのではないか。 「若井社員は英語のほかにもう一ケ国に精通するのが常識といわれる時代である」今から21年前。大丈夫だろうか。 10章は「ISO 9000シリーズの適用」実際に存在している事柄について、ISO 9000に照らすとどういう課題が見つかるかという全うな用語である。ところが、より小さい項目の10.1.3「ISO 9000シリーズの導入」あれ、何か変だ。規格を理解する教育は導入だろうが、実際の仕事を変える必要があるかどうかは品質目標によるのではないだろうか。
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