飛ぶ教室 の商品レビュー
ファンタジーの代表作…
ファンタジーの代表作。子供達の考え方はどれも新鮮。
文庫OFF
とても面白かった。けれど、今の子供たちにとってきっと読みやすくはない。小学校中学年から向けの作品らしいが高学年でもちょっと怪しい。とは言え内容は素晴らしく、日本の「君たちはどう生きるか」海外の「飛ぶ教室」と言った感じ。そして君たちは‥より面白い。5年生の娘に君たちは‥から読ませて...
とても面白かった。けれど、今の子供たちにとってきっと読みやすくはない。小学校中学年から向けの作品らしいが高学年でもちょっと怪しい。とは言え内容は素晴らしく、日本の「君たちはどう生きるか」海外の「飛ぶ教室」と言った感じ。そして君たちは‥より面白い。5年生の娘に君たちは‥から読ませて飛ぶ教室も読ませたい。どちらもキラキラが好きな女子には向いていないかも知れないのがなぁ。読み物が好きな男子の方がスッと読めるかも。
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いかに深く悲しむか、が大事。 中学生の寄宿学校を舞台に、さまざまな境遇の少年たちの友情、理解ある大人との交流が描かれている。親に見捨てられたり、親に愛されているのにお金がなくて帰省できなかったり、悲しいけれど受け入れなければならない現実を、明るく、でも読者の心にしみいるタッチで...
いかに深く悲しむか、が大事。 中学生の寄宿学校を舞台に、さまざまな境遇の少年たちの友情、理解ある大人との交流が描かれている。親に見捨てられたり、親に愛されているのにお金がなくて帰省できなかったり、悲しいけれど受け入れなければならない現実を、明るく、でも読者の心にしみいるタッチで描写している。語りかけるような訳文も秀逸。現実から目を背けず、こんな風に子どもに語りかけられる大人は、素敵だ。
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読んでいないことがずっとコンプレックスだったので、面白くなさそうという先入観に抗いつつ読んでみた。ふむ。面白いことは面白い。さすが古典的名作。 しかし、それはこの作品の当時の価値であって、現代的な価値ではない、と思ってしまった。あるいは、読み手が20代までか。まもなく50歳という...
読んでいないことがずっとコンプレックスだったので、面白くなさそうという先入観に抗いつつ読んでみた。ふむ。面白いことは面白い。さすが古典的名作。 しかし、それはこの作品の当時の価値であって、現代的な価値ではない、と思ってしまった。あるいは、読み手が20代までか。まもなく50歳というタイミングでは遅すぎたのかもしれない。
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ドイツの寄宿学校もの。 少年たちの学校生活とクリスマス。 少年たちに、それぞれ個性があってなかよくわいわいバカやったりしてるのがたのしい。正義先生と禁煙さんの大人サイドもいい。こんな学校楽しいだろうな。 新訳がいっぱいでてるので、読み比べたい。
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小学生時代のいつかに誰かがくれた本。多分はじめてまともに読んだ外国文学作品。そういえばちいさい頃本読むのあんまり好きじゃなかったなーと、懐かしく再読。個性豊かな5人の生徒―キルヒベルクのヨハン・ジギスムント高等中学校(ギムナジウム)の寄宿舎生―たち、彼らが愛しまた愛されている先生...
小学生時代のいつかに誰かがくれた本。多分はじめてまともに読んだ外国文学作品。そういえばちいさい頃本読むのあんまり好きじゃなかったなーと、懐かしく再読。個性豊かな5人の生徒―キルヒベルクのヨハン・ジギスムント高等中学校(ギムナジウム)の寄宿舎生―たち、彼らが愛しまた愛されている先生たちとの日常を描く。 人と人とがお互いを認め合うということはこういうことなのかもしれない…。 ケストナーの精神に確かに影響されて育っていたんだなと思いました。再読してよかったです。
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”どうして大人は自分の若いときのことをすっかり忘れてしまうのだろうか。子どもだって悲しく不幸になることがあるのに、大人になると、さっぱり忘れてしまっている。(この機会に心からお願いしたい。子ども時代をけっして忘れないでもらいたい。どうか約束してもらいたい)” 何年ぶりであ...
”どうして大人は自分の若いときのことをすっかり忘れてしまうのだろうか。子どもだって悲しく不幸になることがあるのに、大人になると、さっぱり忘れてしまっている。(この機会に心からお願いしたい。子ども時代をけっして忘れないでもらいたい。どうか約束してもらいたい)” 何年ぶりであろうか、「青い鳥文庫」を手に取ったのは。 そしていつぶりであろうか。活字で心が震えたのは。 児童文学の持つ力とは何か。それは「徹底的に本質」ということである。 児童に訴えるもの、それは小難しい論理ではない。派手な修辞ではない。華々しいエンディングでもない。ただただ、感性の本質に訴えるのみ。 故に、傑作と称される児童文学は美しさを放つ。それは我々に普遍的に届くメッセージである。 子ども心、忘れるなよお前たち。 ”むかつくほど勉強するけど、ガリ勉じゃない。入学してからずっとクラスのトップだけど、本気のなぐり合いにもかならず参加するよな。授業料は半額免除で、奨学金ももらってるけど、誰の言いなりにもならない。相手が上級生でも先生でも東洋の王様でも__マルティンは自分のほうが正しいとなると、野生のサルのようになるしね。 ”
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初めて読んだのは小学生か中学生の時。そのときはマルチン・ターラーの健気さと正義先生の優しさに感動した。 他のエピソードはすっかり忘れていたけど、珠玉のエピソードがこんなにあったとは。 大人になった今では正義先生と禁煙先生の友情がいいなぁ。
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これがはじめて読んだケストナー本。翻訳もこの人だったので、あの素敵な前書きだけは高橋健二よりも山口四郎がなじむ。
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寄宿学校で暮らす少年達のはなし。 ささいなことも少年達にとっては大きな事件で冒険です。 一生懸命に生きている彼らを まわりの大人達が常識や規則でしばってしまうのはかなしいしつまらない。 だから子どもの気持ちがわかる大人ってすてきだと思う。 何気ないことでも、大人の言動が子どもの...
寄宿学校で暮らす少年達のはなし。 ささいなことも少年達にとっては大きな事件で冒険です。 一生懸命に生きている彼らを まわりの大人達が常識や規則でしばってしまうのはかなしいしつまらない。 だから子どもの気持ちがわかる大人ってすてきだと思う。 何気ないことでも、大人の言動が子どものこと傷つけたり、逆に勇気を与えたり、 その後の人生にすごく影響するってこともあると思うし。 禁煙さんと正義先生みたいな大人に出会いたかったなー。 そんでわたしもそういう大人になるんだー
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