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生きるための死に方 の商品レビュー

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生と死を、対立的な概…

生と死を、対立的な概念とは捉えず、遍く人々に必ずもたらされる運命と考え、その中でどう生きていくかを探る1冊。

文庫OFF

2010/09/09

「死はいつか必ず訪れるものである。しかし地球上には何億の死があっても、古今の哲学や最新の科学を学び、他人の死に様を見せられても、所詮は他人の死であり、一般論でしかない。人は結局自分の死を死ぬことしかできないのだ。だが、それだからこそ、人は死について考えざるを得ない。いま私たちにひ...

「死はいつか必ず訪れるものである。しかし地球上には何億の死があっても、古今の哲学や最新の科学を学び、他人の死に様を見せられても、所詮は他人の死であり、一般論でしかない。人は結局自分の死を死ぬことしかできないのだ。だが、それだからこそ、人は死について考えざるを得ない。いま私たちにひつような『死』の準備とはなんだろうか?各界の識者42人が様々な死の受け止め方を綴る」 この本をどのように紹介すればいいのか分からないので、とりあえず本書の裏表紙に載っている紹介文をそのまま転用し、これを皮切りに本書をレビューしようと思います。 本書の執筆者42人は皆、70代、80代の老人ばかりで、目前に死を控えています。今はもう亡くなられていると思われます。彼らの人生は波乱万丈で、「生き切ったぞ!」と堂々と胸を張って宣言できる人ばかりだと思います。そんな彼らの、死についての考え方を覗いてみてはどうでしょう。共感できたり、共感できなかったり、受け止め方は人それぞれだと思います。しかし、海千山千の人生経験を積んだ42人もの識者が本書には登場するわけですから、人生のヒントを、運がよければ本書の中に見出すことができるかもしれません。 本書の価値は計り知れないほど高いです。

Posted byブクログ