ブルース の商品レビュー
イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387166494.html) 「コトブキ」を改題 日本推理作家協会賞候補(46回/1993年))
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うーん。音楽は好きだけどブルースの良さが私は良く分からない。なのでこの小説の魅力も良く分からなかった。哀しい徳山は魅力があって好き、でも他の登場人物がハマりすぎてて気恥ずかしい。性、暴力描写も他の作品と似てる、きっと作者の好みなんだろな。書下ろし暴力小説と書いてあったが、そんなに...
うーん。音楽は好きだけどブルースの良さが私は良く分からない。なのでこの小説の魅力も良く分からなかった。哀しい徳山は魅力があって好き、でも他の登場人物がハマりすぎてて気恥ずかしい。性、暴力描写も他の作品と似てる、きっと作者の好みなんだろな。書下ろし暴力小説と書いてあったが、そんなに暴力?と疑問。
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- ネタバレ
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図書館から借りました 暴力。音楽。現代(平成4年発行物時点の現代だから、携帯とかがないなー。主人公の部屋代一日900円だし)。 ゲイ小説・・・ではないかもしれないが、それっぽい。 主人公の村上が気に入らないので、どうにも読みにくかったが、徳山は好きだなー。 タンカーの中身を不法投棄する違法業者の作業員の村上。村上を愛するホモの極道監督官徳山。美貌の歌姫「綾」。在日で、アカの「崔(さい)」。 村上といちゃつく崔を徳山は嫉妬心からわざと危険な任務につけて殺してしまう、とあるが。 村上の不注意だろう。崔を殺したのは村上だよ。 綾は徳山の唯一の女の親友であったのに、親友の徳山の愛する村上に恋をしてしまう。この時点でもう綾は好かない。出会ってその日の夜には寝てんだから。徳山の好きな人、とわかっているくせに。 徳山に助けて貰っても、弁護士が救ってくれても、村上はまるで感謝しない。すねた子供のようなまま。それが嫌い。綾が怖い思いをしながらもアパートまでやってきてくれて(村上の住まいは治安がとても悪い)、そんでも感謝なしで、命令して脱がして、汚いお部屋でことをいたすわけですな。 綾、この男やめとけ。ギタリストとして腕はあるかもしれないが、人間としてくずですよ。。 徳山は、はげて、太って、ずんぐりむっくりしていて、日本刀を持って暴力をふるうヤクザだけれど、舎弟が殺されたら即座に敵討ちしに出向く。村上を愛しているから、いろいろ手を回したり(警察に掴まった村上のために弁護士を用意したり)、村上を陥れた連中を殺したりするけど、見返りは求めない。綾にも優しくしているし、死にかけた舎弟が病院ではなく、徳山のいるコトブキという町に帰ってきて、だから死んじゃうのは、徳山が彼の面倒をちゃんと見てきたからだろう。 で、徳山はちょっとイってしまっているけれど、村上に比べてまともに見えるので、なおさら村上が嫌。 ラストの徳山の死が哀しい。
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本を読んでいて、「音」が聞こえたのは初めてです。そして多分最後でしょう。オビは「暴力小説」ですんで、そーいうの苦手な人は止めといた方がいいです。
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ブルースの魅力がなんとなく分かったような気がする。相変わらず、細かい理論などがちりばめられて、こんなの誰が分かるのって感じもするが、分かる者には魅力。
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