こちら救命センター の商品レビュー
このエッセイを読んで…
このエッセイを読んで浜辺先生の虜になりました!!切れのいい言葉でテンポよく書かれているので、医療現場の緊張感や慌ただしさがひしと伝わってきます。それと同時に現在の医療現場における倫理観などの様々な問題を考えさせられる作品です。
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看護師さん向けの月刊…
看護師さん向けの月刊誌に連載していたエッセイをまとめた本。先生だけでない看護師さんとのやりとりから、救命救急センターの真の姿を垣間見ることができます。
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救命センターでの医師…
救命センターでの医師、看護婦、患者、その家族の様子を描いている。とりわけ、著者のいきいきとした率直な台詞と、看護婦とのやりとりがユーモラスで面白い。医師や看護婦の迷いや不安、医療現場の倫理観なども書かれていて良い。読みやすい内容と文章で、気楽に読める。
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救命センターで働く医…
救命センターで働く医師が、看護師向けの雑誌に書いたエッセイ集です。救命センターの葛藤、行政と現場のギャップ、医師の葛藤、患者の葛藤、家族の苦悩・・・難しい問題もたくさん提示されていますが、人事じゃないんだなと感じます。
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2025年1月12日、グラビティで夜中にいいねくれた人の投稿みたら「人生の1冊教えてください!」って質問にこの本を上げてる人に出会った。で、その質問の回答を考えてたら、ずっと昔に読んだこの本を思い出した。 この医師の語り口が好きだったな! 本当に命懸けの現場で人間愛を感じた。 ...
2025年1月12日、グラビティで夜中にいいねくれた人の投稿みたら「人生の1冊教えてください!」って質問にこの本を上げてる人に出会った。で、その質問の回答を考えてたら、ずっと昔に読んだこの本を思い出した。 この医師の語り口が好きだったな! 本当に命懸けの現場で人間愛を感じた。 2025年1月14日、グラビティで私の紹介から買ってみるとコメントもらった。3冊目
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看護業界の雑誌向けに書かれたもの。 命や身体、意識の危機、命を失うことが日常的にある場所で働く人たちの気持ちや大変さに思いを致すことができた。
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現場にいすぎると「日常」になってしまうジレンマって確かにあるのでしょうね。ちょっと乱暴な感じもしますが、歯切れがいいですね。
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浜辺祐一(1957年~)氏は、東大医学部卒、東大病院救急部、国立水戸病院外科勤務等を経て、1985年に救命救急センター開設と同時に都立墨東病院へ移り、現在、救命救急センター部長。 本書は、医療従事者向けの月刊誌「ナースコール」に連載されたエッセイをまとめて出版された『Dr.HAM...
浜辺祐一(1957年~)氏は、東大医学部卒、東大病院救急部、国立水戸病院外科勤務等を経て、1985年に救命救急センター開設と同時に都立墨東病院へ移り、現在、救命救急センター部長。 本書は、医療従事者向けの月刊誌「ナースコール」に連載されたエッセイをまとめて出版された『Dr.HAMABEの病棟こぼれ話 第一部』(1990年)、『同 第二部』(1991年)を一冊にして、1992年に改題の上文庫化されたもの。次作の『救命センターからの手紙』で日本エッセイスト・クラブ賞(1999年)を受賞し、その後も発表を続ける「救命センター」シリーズは累計で100万部を超えている。 内容は、浜辺医師の救命救急センターでの日々(前半には水戸病院の外科医だったときのものが含まれている)について、同僚の看護師や、患者とその家族らとのやり取りを中心に綴ったエッセイ(1篇は4~8ページ)であるが、「ナースコール」誌の主たる読者と思われる看護学校の学生や新人・若手看護師に向けたトーンで書かれている。 私はノンフィクション物が好きで、様々なノンフィクションやエッセイを物色している中で「救命センター」シリーズを知り、本書を手に取った。 そして、読み始めた当初は、浜辺医師の強い個性、ストレートな言動や記述に少々面食らったのだが、徐々に、それらが浜辺医師の実直さ、更には優しさなのだと感じられてきて、最後まで読み切った。 我々、医療を受ける側の人間は、医療従事者と接する場面の多くが、自分の健康を損ねているときであるため、彼らに身体的かつ精神的に支えて欲しいと思い、往々にして「聖人」のようなイメージを期待してしまうものである。そして、多くの医療従事者も、患者の期待にできる限り応えてくれようとする。 しかし、少し冷静になればわかる通り、医療従事者にしても、身体的にも精神的にも患者側と同じ人間であるし(稀には「聖人」もいるかもしれないが)、本書の中で敢えて浜辺医師が見せようとするのは、そうした表面的なものを取り払った生身の医師の姿である。読み始めた当初に私が抱いた違和感は、その生身の姿にあったのだが、読み進めるうちに、浜辺医師がこのエッセイを書いた目的が、看護学生や新人看護師へのアドバイスであるなら、これほど役に立つものはないだろうと感じるようになったし、それは医療を受ける側にとっても、知っておいてよいというか、寧ろ知っておくべきことであるように思われた。(私が現在幸いなことに健康だということもあろうが) 「贈る言葉」という一篇には次のような一節がある。 「そんなに肩に力を入れることはない。いい看護婦になろう、立派な看護婦になろうなんて目をつりあげることはない。力むことは何にもない。生身の人間の傍らにいることのできる条件、それはいつも自分らしく、生き生きとしていることだけだから。周りの人間に、自分らしさを生き生きと表現すればするほど、より多くのものが与えられ、より豊かなものを得ることができるのだから。自分らしくということ―これほどわかりにくいことはないかもしれない。でも本当の自分というものを一番よく知っているのは、ほかの誰でもない、自分自身である。看護学校を卒業し、臨床にたつ前の、この時にこそ、今までの自分を振りかえってほしい。君だけにしかわからない君だけの正解がきっとあるはずだから。」 救命センターの内側と医療従事者の生身の姿を垣間見られ、医療を受ける側としても役に立つエッセイ集である。 (2022年11月了)
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とても読みやすかった。好みではなかった。 若い女性患者に対して若い女だからいいかや痛い目に合わせて二度と自殺する気にならないようにという理由で膀胱カテーテルをいれるという表現が不快だった。本当に膀胱カテーテルを入れたのかどうかの記載はなかったがそれが本当なら必要ないが痛い思いをさ...
とても読みやすかった。好みではなかった。 若い女性患者に対して若い女だからいいかや痛い目に合わせて二度と自殺する気にならないようにという理由で膀胱カテーテルをいれるという表現が不快だった。本当に膀胱カテーテルを入れたのかどうかの記載はなかったがそれが本当なら必要ないが痛い思いをさせる為に入れたと捉えることができるように思う。今の時代に合わないということもあるとは思う。捉え方次第だけど読んでいて悲しかった。
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