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辞書を語る の商品レビュー

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2018/07/01

92年刊。もはや30年近く前、ということか。 辞書の作り手、使い手である作家、評論家たち、各国語の達人、コンピュータ科学者など、辞書にかかわる多方面の人たちが語る辞書の話。 電子化についてはさすがに昔日の感があるけれど、今読んでも面白い話もある。 『広辞苑』『岩波国語』の岩波...

92年刊。もはや30年近く前、ということか。 辞書の作り手、使い手である作家、評論家たち、各国語の達人、コンピュータ科学者など、辞書にかかわる多方面の人たちが語る辞書の話。 電子化についてはさすがに昔日の感があるけれど、今読んでも面白い話もある。 『広辞苑』『岩波国語』の岩波書店だけれど、ライバル?の『三国』『新明解』などへの賛辞も憚らず載せていく懐の深さ。 望むらくは、新しいメンバーで、『新・辞書を語る』を作ってくれることだが、岩波さん、どうでしょう?

Posted byブクログ

2012/05/03

恥ずかしながら、冒頭部だけを読み「辞書好きである自分には役立たない」と放置していた本(1992年刊)。せめて目次だけでも見ていたらそのような恥ずかしい勘違いはしないはずだった。 執筆者は田中克彦、高田宏、大野晋、城田俊、日高敏隆、笠松宏至、マーク・ピーターセン、柳瀬尚紀、渡辺キ...

恥ずかしながら、冒頭部だけを読み「辞書好きである自分には役立たない」と放置していた本(1992年刊)。せめて目次だけでも見ていたらそのような恥ずかしい勘違いはしないはずだった。 執筆者は田中克彦、高田宏、大野晋、城田俊、日高敏隆、笠松宏至、マーク・ピーターセン、柳瀬尚紀、渡辺キヨルン、木村泉、土居健郎、渕一博、五味太郎、赤瀬川原平、群ようこ、小倉芳彦、中川久定、坂下昇、西田龍雄、奴田原睦明、加藤楸邨、原卓也、杉本苑子、増田れい子、俵万智、中村真一郎。 こうした面々が「辞書」について自由に書き綴り、つまらない、あるいは参考にならない文章が生まれるはずはない。 言葉の宝箱である辞書を扱った、宝物のように輝く言葉がたくさん出てくる好著だった。

Posted byブクログ