古文書入門講座 の商品レビュー
疲れました。 いや、いい本です。手紙と訳が同じ見開きで見やすいし、印刷は大きいし、小分けに訳を記載してくれてます。それに、妻が不倫して大胆にも同じ村の男と同棲してるから裁いて欲しいという手紙だったり、内容も興味深いものにしようという作者の心意気も見えます。加えて、古文書の保存方法...
疲れました。 いや、いい本です。手紙と訳が同じ見開きで見やすいし、印刷は大きいし、小分けに訳を記載してくれてます。それに、妻が不倫して大胆にも同じ村の男と同棲してるから裁いて欲しいという手紙だったり、内容も興味深いものにしようという作者の心意気も見えます。加えて、古文書の保存方法や、巻物を保存する箱の種類や形状を解説するコラムみたいなコーナーもありなかなか。 ですが、私が今まで読んだ手紙などの本に比べ、やはり扱う人物がいないためか、愛着を感じにくく、また逆にこのため略字の癖が違ったりして難しい。でも、勉強にはなると思う。 すごいと思ったのが、德川秀忠の右筆が3人いるが、その内の誰の筆跡か分かるとこ。それと個人的に思う事があったのが、第一回の伊達政宗の子孫から宮家宛の賀状。解説に政宗が茶事に招かれたのが縁と書いてあったが、やはり政宗は教養豊かで子孫を助けているし、教養は人にとって大切な武器になると思った。
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