もっと素直に生きてみないか の商品レビュー

加藤諦三【著】

意地をはらず、自分に…

[文庫ＯＦＦ]

意地をはらず、自分にウソをつかない生き方。素直に生きると人生がこれほど違って見えてくる。

2012/10/06

素直になることについて知りたくて読書。

原書は1983年発売の本とのこと。約30年前とは思えない今でも十分に通じる内容だと感じる。

まず自分を大切にする。なぜなら、自分を大切にできない人間は他人も大切にできないから人間関係に問題が生じる。

他人や周りへの批判が自分へ向くと自己肯定力が低い人間となる。自分を卑下することで満足感を覚え始める。幻想や偽りの自分へ陶酔するのが自己愛、ナルシシズムとなる。ともに自己分析、自分と対峙して自分の価値観、感情を知ることを避けているか欠落している点が共通しているといえる。

自己肯定力を高めること。ありのままの自分を受け入れて認めることの重要性を再認識させてくれる良書。

具体的な方法ややり方なども紹介してくれていれば、さらに再現性が高くなると思う。

読書時間:約50分