美女と野獣 の商品レビュー
『美女と野獣』の裏側 各々が病気や怪我と闘いながら挑む撮影の日々。 この日記を踏まえた上で、再度映画を見直したい。
Posted by
1946年、ジャンコクトーのきれいなきれいな映画(淀川さんもお好きな映画でした。)の、撮影日記(=「美女と野獣―ある映画の日記 (リュミエール叢書)」)を寝る前に少しづつ読み返しています。 機材の不足、スタッフの労働時間、天候、事故、体調の悪さ、自己嫌悪、、。後世に残った、1つ...
1946年、ジャンコクトーのきれいなきれいな映画(淀川さんもお好きな映画でした。)の、撮影日記(=「美女と野獣―ある映画の日記 (リュミエール叢書)」)を寝る前に少しづつ読み返しています。 機材の不足、スタッフの労働時間、天候、事故、体調の悪さ、自己嫌悪、、。後世に残った、1つ1つの場面が絵画のような美しいフィルムからは想像もできないような壮絶な葛藤の日々の記録。60年前のことだとか、人ごととだとは思えないです。 闘って闘い抜く。際限ない努力を傾け、人からは最も容易に見えるものを手に入れる。いかなる形であれ、障害を覚悟しておく。それをまず容認し、たとえそれがいかに高くとも乗り越えてゆく。 という記述には、仕事を持つものとして、鼓舞されます。 子供の頃、NHKみんなの歌で、 「静かに詩人は、神に召ーさーれーて」という歌が好きで耳にすっごく残ってるんですが、この詩人はジャンコクトーのことでした。1963年没。これは、エディット・ピアフと同じ。
Posted by
- 1