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天平の嵐 の商品レビュー

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2015/09/20

長屋王への興味から、人物叢書よりも先にこちらを読んだのですが長屋王の変~恭仁京での安積親王の薨去辺りまでの物語になっています。 主役が光明皇后のような阿倍内親王のようなどっちつかずの印象で全般この親子に近侍してる女官の語り口調のような感じでした。 考証的にちょっとどうかな?という...

長屋王への興味から、人物叢書よりも先にこちらを読んだのですが長屋王の変~恭仁京での安積親王の薨去辺りまでの物語になっています。 主役が光明皇后のような阿倍内親王のようなどっちつかずの印象で全般この親子に近侍してる女官の語り口調のような感じでした。 考証的にちょっとどうかな?という部分もあってツッコミも多いのですがとりあえず長屋王の変の場面がとてもかっこいいので私はそこだけで読んでよかったと思いました(笑) とにかくこの場面の長屋王はかっこいい。 長屋王の変は特に、それ以降もいささか藤原氏をサゲ気味なので(特に房前の描写が…)その辺りお好きな方は要注意。 私は笑えましたが。 読み終えた印象では主役は影の薄い聖武天皇であったように感じます。 最後ら辺に家持などの大伴氏が出てきて私的にもここからだな!?というところで終わります…残念です…

Posted byブクログ