愛は序曲に始まって の商品レビュー

ジェシカスティール【作】,中井京子【訳】

2019/01/16

☆4.3　自分のやったことがわかってないヒーローと、彼を忘れたいのに忘れられないヒロイン。
ヒロインがヒーローを拒んだ時のセリフが小気味良い。もっと言ってやれ。

内容（「BOOK」データベースより）　　　　　
身支度を整えたソレルは、鏡に映る自分の姿を点検した。そこには流行のドレスを美しく着こなした女性がいる。非の打ち所がないが…ひどく冷たい感じ。かつて激しい恋に落ち、一心に結婚を願った少女の面影はない。結婚なんてまっぴらだと思う。それどころか、男性といかなる関係も結びたくはない。階下で待っているロデリックのまなざしにこれ以上熱がこもってきたら、きっぱり別れを告げるつもり。ソレルは冷ややかな表情のまま、彼の車に乗り込んだ。まさか、“あの人”との再会が待っていようとは夢にも思わずに。