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大杉栄 の商品レビュー

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2024/05/16

ある人々が「搾取もない支配もない自由で平等な社会」を想い描いたが、そうした社会をどうやって実現するのかその展望はなかった。そんな中、資本主義が拡大するにつれ、大量の労働者が生まれた。この労働者の力を使えば、「自由で平等な社会」を実現できるのではないか、と考える人が出てきた。ある人...

ある人々が「搾取もない支配もない自由で平等な社会」を想い描いたが、そうした社会をどうやって実現するのかその展望はなかった。そんな中、資本主義が拡大するにつれ、大量の労働者が生まれた。この労働者の力を使えば、「自由で平等な社会」を実現できるのではないか、と考える人が出てきた。ある人は労働者たちが権力をもち、昔の権力をたおして、理想の社会を実現しようと考え、権力それ自体は容認した(マルクス主義)。別の人は敵・味方を問わず、どんな権力にも反対すべきと考え、権力それ自体を否定した(アナキズム)。p.125 アナキズム。資本主義の国家は強い。しかし、その資本主義の国家を共産主義革命が倒したとしたら、そこにできる国家はもっと強いものになる。p.127  アナキズム。法律は人間が自由な社会をつくることを妨げるものだから壊してしまえばいい。人間が本当に人間であれば、盗みも放火もなくなる。労働は楽しいからするものだ。p.8  ****** 大杉栄。精神の発露としてのアナキズムは好きだが、理論家されたアナキズムは嫌いだった。p.6

Posted byブクログ