大転落 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
岩波文庫2020復刊本。主人公ポールはまじめで勤勉な若者なのに運が悪いでは済まされない転落劇。でも根が明るい性格なんだろうなぁ、淡々と現実を受け入れて生活する。主人公より主人公らしい個性的な面々の物語に笑いながらもポールの性格の良さには、このような心持ちで人を恨まず生きていきたいと憧れの気持ちが残ったな。復刊してくれてよかった。
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1928年発表の処女小説で、原題は「The Decline and Fall」。オックスフォードの学生であるポール・ペニフェザーが、学生たちのドンチャン騒ぎに巻き込まれて退学させられ、補助教員として地方の学校へ赴任することから思いもかけない波乱が待ち受ける。ブラックさはあまり強く...
1928年発表の処女小説で、原題は「The Decline and Fall」。オックスフォードの学生であるポール・ペニフェザーが、学生たちのドンチャン騒ぎに巻き込まれて退学させられ、補助教員として地方の学校へ赴任することから思いもかけない波乱が待ち受ける。ブラックさはあまり強くないが、変てこな人物がたくさん登場するドタバタ喜劇。
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https://ameblo.jp/yasuryokei/entry-12459288688.html
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実写化すると意外と面白いのではないかと思った。 淡々と目の前の事象を受け入れるペニフェザーくんは大物なのか何なのか。
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登場人物が皆、ボケっぱなしでツッコミがないから読むのに疲れた(笑 勝手な想像だけど、物語の中盤以降、作者は書くのに飽きたんじゃなかろうか?なんとなく。 会話がいちいち面白いので、暫くしたら再読したい。或いは福武書店版の「ポール・ペニフェザーの冒険」を読みたい。
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ポール・ペニフェザー の冒険という題名で、違う訳者の作品も出版されているらしい。ペニフェザー君良かったです。なかなか読みづらいけどポールくんのどんな目にあっても、飄々としてる感じがいかしていました。
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あっけらかんとした、上品な風刺とユーモアが見事にキマるイーヴリン・ウォーの処女作。まあくだらないお話なんですが、最後の最後、オットー・ジレーヌス教授というぶっ飛んだ天才が語る人生訓は見事。
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