田沼意次の時代 の商品レビュー
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1991年刊行。 賄賂・金権政治家として悪名高い田沼意次。 しかし、彼は、実は重商主義的、開明的で進取の気風に富んでおり、北方探検を推進した気鋭の政治家であった。 この実像について、田沼の政策と、徳川吉宗・松平定信といった田沼前後の政治家との比較を行いつつ、田沼の虚飾を排したのが本書である。 個人的には、田沼の実像に触れただけでなく、歴史の検証方法に関して啓蒙された一書である。 つまり、テーゼに対するアンチテーゼの存在と両者の比較検討の重要性に気づかされたのだ。 ちなみに、老中就任には為政者への賄賂・付け届けが不可欠とのこと。それは松平定信・水野忠邦しかり。「白き河」というイメージが如何に一面的かをも、併せ見せて行く書である。
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戦前 日本歴史の三大悪人 弓削道鏡、足利尊氏、田沼意次 前者2人は皇室に対する姿勢から 江戸時代の通貨制度 三貨体制 金銀銭 金 両分朱の4進法による鋳造定量計数貨幣 江戸中心、東国、中部 銀 秤量貨幣(しょうりょうかへい)京大阪、西国裏日本 銭 貫文 鋳造定量の計数貨幣
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