しあわせな ふくろう の商品レビュー
二羽で寄り添って、幸せに生きているふくろう。 かごの中で飼われて、お互いに見せびらかしたり、食べたり飲んだり、喧嘩してばかりいる鶏たち。 ふくろうは四季折々の変化を感じ、自然の中で生きる幸せ、そして二人で寄り添っていられることそのものが幸せだと鶏たちに語ります。それでも鶏...
二羽で寄り添って、幸せに生きているふくろう。 かごの中で飼われて、お互いに見せびらかしたり、食べたり飲んだり、喧嘩してばかりいる鶏たち。 ふくろうは四季折々の変化を感じ、自然の中で生きる幸せ、そして二人で寄り添っていられることそのものが幸せだと鶏たちに語ります。それでも鶏たちは「なんとまあ、ばかばかしい!」と聞く耳を持たず。 鶏たちは、きっと自然の中で寄り添って生きることを忘れてしまった人間と同じなのでしょう。自然の中に帰れないこともまた、この黙っていても食べ物が出て来る人間の生活そのものなのでしょう。 せめて、自然の変化を愛で、大切な人と寄り添って生きることを忘れないように。ふくろうたちは、鶏に、ひいては人間たちにそう語っているようでした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
秋になると落ちかけている木の葉を蜘蛛の糸がつなぎ止めてくれている。そんな風に季節を愛でることができるふくろうのように、同じ感性のパートナーと寄り添って幸せになりたいと思う絵本。 ふくろうの大きなまん丸の瞳は、本当に思慮深く見えるキャラ。太い筆の線で縁取られたふくろうたちの絵が好き。葉っぱのような羽のデザインがいい。 ちょっと残念なのは「なんてばかばかしい」と騒がしい鳥たちに一喝されてしまうところで…多分私も若い頃はそんな穏やかな気持ちわかんなかったなぁと思うので、子どもにどう伝わるのかな?これはオランダの民話らしいけど、あちらの国ではどうなんだろ。
Posted by
自分の持つ富や美しさについて、いつも争いあう鳥たち。 そんな中、2羽の夫婦フクロウは春夏秋冬、それぞれの季節を味わい幸せに暮らし、鳥たちに幸福の秘訣を語った。 しかし、街の鳥たちは「そんなことの、どこが幸せなんだ!」と笑い合い、また争い合う。 それでも、2羽のフクロウは肩を寄せ合...
自分の持つ富や美しさについて、いつも争いあう鳥たち。 そんな中、2羽の夫婦フクロウは春夏秋冬、それぞれの季節を味わい幸せに暮らし、鳥たちに幸福の秘訣を語った。 しかし、街の鳥たちは「そんなことの、どこが幸せなんだ!」と笑い合い、また争い合う。 それでも、2羽のフクロウは肩を寄せ合い、黙々と自分たちの幸せを味わいながら生きていく…。 絵に惹かれて本屋で立ち読みしました。 これは、大人のための絵本ですね。 社会にもまれていくと「本当に大切なこと」を見失いそうになりますが、そんな時に手に取りたくなる本です。 私も、2羽のフクロウのような感受性を忘れない人間になりたいと思いました。 とても素晴らしい絵本ですが、評価は★4つ! ホンモノのフクロウだったら、そもそも自分たちの幸せを他人に語らないのでは?と思った故。厳しい私!笑
Posted by
自然の美しさやそこに住まう幸福、それに気づくモノと気づかないモノ。 何が大切なのか…価値観の違いが幸福を分けるのか? なんだか今の世の中に優しく突き刺さるオランダ民話
Posted by
自然の美しさやそこに住まう幸福、それに気づくモノと気づかないモノ。 何が大切なのか…価値観の違いが幸福を分けるのか? なんだか今の世の中に優しく突き刺さるオランダ民話
Posted by
- 1
- 2