1,800円以上の注文で送料無料

数学的思考 の商品レビュー

3.3

8件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    3

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

学問本来の数学の意義…

学問本来の数学の意義とは、、そこに注目です。現代の教育の問題点が現れています。

文庫OFF

古代ギリシャから現代…

古代ギリシャから現代の数学まで。なぜ数学は生まれ、発達してきたのか。数学に対する考え方とは。

文庫OFF

すごく高尚な数学教育…

すごく高尚な数学教育論。森氏流の表現ではあるが、かなり堅いし、古い。

文庫OFF

2020/08/03

「数学」というと受験勉強でたいそう苦しめられたもの、「数学者」というと訳のわからないことを考えている人という認識の人間は少なくないように思われる。本書は、数学者の立場から、そのような認識がなぜ生ずるのかを、数学の歴史をさかのぼりつつ考察している。 オススメ度: ★★★☆☆ ぽ...

「数学」というと受験勉強でたいそう苦しめられたもの、「数学者」というと訳のわからないことを考えている人という認識の人間は少なくないように思われる。本書は、数学者の立場から、そのような認識がなぜ生ずるのかを、数学の歴史をさかのぼりつつ考察している。 オススメ度: ★★★☆☆ ぽんず(海洋環境科学科) --- 所蔵情報 品川図書館 410.1/Mo45

Posted byブクログ

2020/05/13

著者の数学にかんするエッセイをまとめた本で、数学の社会的側面についての考察や、数学教育についての提言などがおこなわれています。 著者は、小数の概念と対数の概念が歴史的にはほとんど同時期に登場したことに触れて、数学という学問の歴史における発展と、個人の数学的な認知の過程が異なるこ...

著者の数学にかんするエッセイをまとめた本で、数学の社会的側面についての考察や、数学教育についての提言などがおこなわれています。 著者は、小数の概念と対数の概念が歴史的にはほとんど同時期に登場したことに触れて、数学という学問の歴史における発展と、個人の数学的な認知の過程が異なることを認めています。そのうえで、数学においてあつかわれる「重さ」や「速度」といった概念がどのようにして獲得されていくのかということを、個人と社会の両方面から論じていきます。 数学史も数学教育も、それぞれに学問的な蓄積がなされている分野なのですが、数学者の立場からそれらの両方の分野を自在に行き来して、数学における諸概念や数学的な思考法の内側を、豊かなイメージを呼び起こすような文章で生き生きとえがいているのが印象的でした。

Posted byブクログ

2019/11/18

森毅さんがまだ三十代の時に著した数学教育論。水道方式を支持する件など、後年と比べて緊張感のある文章が続いているが、どころどころに皮肉やユーモアが既にみられる。

Posted byブクログ

2014/01/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 数学の世界は、実際の世界と寄り添ってともに成長してきたのだなと感じた。数学教育の遺骸の話では、今まで習ったことを思い返してみるとまあまあ心当たりがあった。  この本の文庫が91年に発行されていて、もとの本がその四半世紀前に書かれているため、書かれている内容も私からしてみればかなり昔のものだと思うが、話を新鮮に感じられ、その通りだなと思った。それだけ、数学教育も悪い意味で根本的には変わっていないということだと思う。  内容は難しかった。半分も理解できていればいいほうだと思う。もう少し成長したら、また読みたい。

Posted byブクログ

2012/01/09

中学生だったか、高校生だったかのころに買って、そのままツンドクになっていた本。ふと思い出して読み通してみました。数学や哲学の歴史に触れていたりしますが、この本のテーマは、数学教育のあり方の模索です。小中高の数学教育の中で、いかに数学的思考を醸成するか、ということを主眼としています...

中学生だったか、高校生だったかのころに買って、そのままツンドクになっていた本。ふと思い出して読み通してみました。数学や哲学の歴史に触れていたりしますが、この本のテーマは、数学教育のあり方の模索です。小中高の数学教育の中で、いかに数学的思考を醸成するか、ということを主眼としています。本書は、森毅氏の比較的初期のころの本ということもあってか、若干文章に気合が入っているというか、力がはいっている感じがします。個人的には、同氏の以降の著作の、力の抜けた感じの数学談義が好きだったりします。というわけで、この本については、星三つ。

Posted byブクログ