六命推柱学入門 の商品レビュー
何だかすごい名前の占いだ、と思って購入した本です。 読んでみると、御射山宇彦師の「0学」を発展させた運命学のようです。 守破離と言うように、研究熱心な方は師匠から学んだ学問を自分なりに追究して発展させて新たに自分の流派を始めるようです。 この「六命推柱学」も本書を読んでみ...
何だかすごい名前の占いだ、と思って購入した本です。 読んでみると、御射山宇彦師の「0学」を発展させた運命学のようです。 守破離と言うように、研究熱心な方は師匠から学んだ学問を自分なりに追究して発展させて新たに自分の流派を始めるようです。 この「六命推柱学」も本書を読んでみると、ウィキペディアで説明されている「0学」と似たような体系を持っているように思えます。 基本は、人は六つの「支配命」、さらにそれを陰陽に分けて十二の「支配星」に分類されるというもの。 六や十二ということは、十二支が基本です。運命周期や性格や相性も全て十二支で見ます。一方、十干は使用しません。 十二年の運命周期図は、ウィキペディアで解説されている「0学」の用語と似ているのですが、一部変更があります。 殺命・精算・開拓・生長・決定・健退・人気・浮遊・再開・果報・充実・背信 十二支を使って鑑定するということは、算命学で言うと天中殺を使う技法です。 この天中殺で性格分析も相性も全て見ているということで、いわゆる陽占、四柱推命で言うと変通星を使った技法は採用していないということです。 算命学では陽占では性格を見て陰占は運命周期を見るという大まかな役割分担の原則があります。 その原則から言うと、本来天中殺も運命周期を見るものです。 しかし、天中殺から性格や相性などを見るという越権行為のような鑑定法もあります。 折角陽占で占うという詳しい鑑定法があるのに、六種類でしか見られない天中殺を陽占の範囲にまで拡大して見るのは劣化しているのでは、と私は思っていました。 私は子丑天中殺なのですが、天中殺で見る性格は実感できません。 一方で陽占で見る性格は実感できるのです。 自分を自分で占ってみて、天中殺で見るのは運命周期にとどめるべきで、性格は陽占で見るべきでは、と思うのですが。 私は現在算命学を学習中です。運命周期の学習はまだ先になります。 今まで散発的に学んできたところでは、十干による10年周期を重視して十二支による12年周期はあまり重視していませんでした。 しかし本書を読んで、十二大従星で見る12年周期も見ることで解釈の幅が広がるのではないかと思いました。 本書の著者・来ノ宮令子師は一時はテレビにレギュラー出演されて東京と大阪に「六命推柱学院」を設立されていたようです。 来ノ宮令子師の【六命推柱学】 https://iching.seesaa.net/article/501546211.html
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