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ハックルベリー・フィンは、いま の商品レビュー

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2019/06/22

アメリカ文学の研究者であり比較文化論にかんする著書も刊行している著者が、1979年から85年にかけて執筆した、現代のアメリカをテーマとするエッセイを収録している本です。 とりあげられている話題には、カルト教団の集団自殺事件やアメリカ人の日本観、性の解放とフェミニズム、マリリン・...

アメリカ文学の研究者であり比較文化論にかんする著書も刊行している著者が、1979年から85年にかけて執筆した、現代のアメリカをテーマとするエッセイを収録している本です。 とりあげられている話題には、カルト教団の集団自殺事件やアメリカ人の日本観、性の解放とフェミニズム、マリリン・モンローやアメリカのヒーローについての考察など多岐にわたっています。 マーク・トウェインの『ハックルベリー・フィンの冒険』については、『ハックルベリー・フィンのアメリカ―「自由」はどこにあるか』(中公新書)、マリリン・モンローについては『マリリン・モンロー』(岩波新書)などの著書も刊行されており、文化論的な視点からの考察が展開されています。本書の議論はそれらの著作よりもさらに軽く読めるエッセイとなっていますが、現代のアメリカの闇の部分にも目を向けており、興味深く読めました。ただ、とりあげられている話題にも、著者のアメリカ文化の見方にも、すこし古さを感じさせるところがあるように感じたのも事実です。

Posted byブクログ

2012/12/17

99015 1970年代から80年代にかけての、米国における世相や文化、映画や文学を通してアメリカ人の心理を推察。文明批評から紀行文まで』アメリカに対するオマージュが漂う。

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