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神話の系譜 の商品レビュー

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2020/02/06

比較神話学の泰斗として知られる著者が、日本神話を中心に世界各地の神話と伝説、さらに日本国内の民話などを幅広く渉猟し、それらのあいだに共通して見られるモティーフをさぐっています。 さまざまな雑誌などで発表された文章を集めた本ですが、中国、朝鮮半島、北方ユーラシアとインド=ヨーロッ...

比較神話学の泰斗として知られる著者が、日本神話を中心に世界各地の神話と伝説、さらに日本国内の民話などを幅広く渉猟し、それらのあいだに共通して見られるモティーフをさぐっています。 さまざまな雑誌などで発表された文章を集めた本ですが、中国、朝鮮半島、北方ユーラシアとインド=ヨーロッパ世界、東南アジアとオセアニアという章ごとに分類がなされており、日本神話と共通するモティーフが幅広く紹介されています。 とにかく事例は豊富なのですが、著者自身の比較神話学上の基本的な立場が本書を読んでもなかなか見通しがたいように感じてしまいました。『日本神話の構造』(1975年、弘文堂)や『神話学入門』(1966年、中公新書)など、著者の立場についてもうすこし体系的なしかたで語られている本を先に読むべきだったかもしれません。

Posted byブクログ

2010/09/22

世界中の神話との共通点を列挙し、日本神話のルーツを組み立てようとしています。 他の書籍では中々見られない神話を、幅広い地域からとりあげているのが特徴です。

Posted byブクログ