歴史ショートショート劇場 の商品レビュー

新人物往来社【編】

2024/07/27

1991年発行、新人物往来社の単行本。29編。いずれも著名な歴史的事実からショートショートを作成。夢枕獏『輪廻譚』最後にふさわしい作品、という気がするから不思議である。田中芳樹『訪問者』SF的作品であることは分かるのだが、一読して流れが分かるタイプの作品ではない。なんとなく分かる程度で満足すべきなのだろうか。

掲載作：『レオンディングの少年』赤川次郎、『兄貴の腕』泡坂妻夫、『ガリヴァー船長二十世紀の旅』石川喬司、『ショートショートショートむかしばな史』石ノ森章太郎、『生まれた日に何があったか』内田康夫、『遭遇』景山民夫、『ケネディは、いま』川又千秋、『ホントでござるか』かんべむさし、『ハート・ブレイク・ホテル』喜多嶋隆、『英雄伝説』日下圭介、『47死』黒鉄ヒロシ、『磯良』小池真理子、『少年S』河野典生、『四羽のトキ』式貴士、『数字のある風景』島田荘司、『決断』清水義範、『明治パンパン物語』下谷二助、

掲載作（続き）：『ミュンヘンの宿』高柳芳夫、『訪問者』田中芳樹、『迷路列車』種村直樹、『鼠おとし』典厩五郎、『異形信長』永井豪、『最後の国際線』西木正明、『赤城山ララバイ』はかま満緒、『平頂山の記録』広瀬隆、『ある晴れた日』別役実、『試合』光瀬竜、『ステッセル将軍の手紙』矢野徹、『輪廻譚』夢枕獏、他：初出一覧、プロフィール、